DeNA・三浦監督の采配に館山氏も熱視線 絶対に負けられない最終盤だからこその「必死の継投」

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2023年10月01日 07:06  ベースボールキング

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DeNA・三浦大輔監督 [写真=萩原孝弘]
◆ 「“流れを断ち切れないな”って瞬間に……」

 DeNAは30日、敵地でのヤクルト戦に4−2で勝利。神宮での最終戦を白星で飾り、2位・広島とのゲーム差も「1」のままキープした。

 2−2で迎えた7回裏、2番手で登板した伊勢大夢が安打と四球で一死一・二塁のピンチを招くと、三浦大輔監督はスパッと諦めて上茶谷大河を投入。この策がピタリとハマり、上茶谷はイニングを跨いで8回までの1回2/3を無失点に封じる好リリーフを見せた。

 すると直後の9回表、ネフタリ・ソトが田口麗斗から決勝2ラン。9回裏はJ.B.ウェンデルケンが三者凡退で締め、逆転勝利を挙げた。


 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は「必死の継投で何とかもぎ取ったという試合でしたね」と同試合を総括。その上で「絶対に負けられないDeNAがいろいろな継投をしましたよね」と三浦監督の継投策に注目した。

 まずは7回の一手について「伊勢投手は前回登板でイニングを跨いでいましたが、今日は四球とヒットを出して“流れを断ち切れないな……”となった瞬間にすぐ上茶谷投手にスイッチした」と即座に上茶谷を送り込んだ決断を称える。

 続けて「1イニングを任せられる投手は多いんですが、ここは最後の勝負所。1人で代えたり、またはイニング跨ぎをしたりと、中継ぎに制限が無いような継投でしたよね」と付け加え、最終盤での思い切った投手運用の意図を解説した。


 チームはクライマックスシリーズ進出を確定させたものの、ファーストステージを本拠地で開催すべく、2位フィニッシュを目指して奮闘を続けている。

 シーズンも残り2試合となった中、猛スパートをかけるDeNAは最後の最後で逆転を果たすことができるか。三浦監督が見せる執念の采配に引き続き注目していきたい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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