『45周年記念コンサート〜笑顔の花〜』を開催した石川ひとみ (C)ORICON NewS inc. 歌手の石川ひとみ(64)が10月1日、東京・新橋ニッショーホールで『45周年記念コンサート〜笑顔の花〜』を開催。開演を前にリハーサルを公開し、囲み取材に参加した。
【ライブ写真】「笑顔の花」を披露した石川ひとみ
1978年のデビューから45年間を振り返った石川は「ここまで歌えたことに感謝しかなく、振り返れば苦しいことや悲しいこともありましたけど、それ以上にうれしかったり、温かい心を感じたりしてきたので本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを伝えた。
そして1981年に大ヒットした「まちぶせ」について「一度区切りをつけよう、歌を辞めようと決意したときに次の曲として『まちぶせ』が目の前にやってきました。最後の曲になったとしても後悔がない確信があったので、はじめて『この曲が歌いたいです』とお話して歌いました」と告白。「歌っている最中は、この曲で辞めると決めていたので、丼案ステージもうれしく、楽しく、ありがとうという気持ちで歌わせていただいた」と振り返った。
「私の中では“ヒット”という言葉は心になく、聞いてくださった皆さんにとっていい曲だなと思ってくださったら幸せだなと考えていました」と言うが、「出る番組も変わって、歌をうたう機会も増えて、辞めようと思っていたのがだんだん薄れてきました。大好きな歌をうたうために東京に着たので、たくさんの方がこの歌を愛してくださるのなら、歌いたいという思が強くなって辞めるのを辞めました」と明かした。
今年8月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日)で指定難病のシェーグレン症候群で闘病していることを明かした石川は、体調については「大丈夫です。とても元気です」と説明。「病気だと思って心に北風が吹いてしまうといけないので、心は明るく元気にしたいと思います。そんなときに歌がある私は幸せ者だなと」としみじみ。「歌が生きる力も暮れているので自分なりに上手に付き合っていこうと思います」と力を込めた。
リハーサルでは、「まちぶせ」と7月19日に発売した最新アルバムのタイトル曲「笑顔の花」を披露した。