『満州アヘンスクワッド』コミックス第1巻 漫画『満州アヘンスクワッド』(原作:門馬司、作画:鹿子)が、作画担当の鹿子が目の病気の治療に専念することから、しばらく休載することが発表された。
【動画】これは目が悪くなる…作者が原稿を描く様子 鹿子は自身のSNS(旧ツイッター)で、「今年4月ごろから右目の視野に欠損、歪み等の症状があり、夏ごろまでしばらく連載と並行して病院で検査を続けていたのですが、治療の必要な病気であることが判明しました」と告白。
「2020年4月から現在の連載を続けること3年と少し経ちますが、原因は週間連載が激務であるというのとはほぼ無関係で、自分自身に依るものと認識しています」と伝えた。
今後の連載については「編集部と相談した結果、治療に専念するため当分の間、『満州アヘンスクワッド』の連載を休載させていただくことになりました」と説明。
「いつも柔軟に対応してくださる担当編集のお二人と、寛容な判断をしてくださったヤンマガ編集部には感謝を、また毎週連載を楽しみにし支えてくださっている読者の皆様にはご不便とご心配をおかけすることをお詫び致します。治療が終わりましたら必ず戻って参りますので、それまで何卒お待ちいただけますようお願いいたします」と呼びかけた。
同作は、「満州で一番軽いものは、人の命だ」。昭和12年を舞台に関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇が、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…というストーリー。
『コミックDAYS』(講談社)にて2020年4月から連載がスタートし、2021年9月より『週刊ヤングマガジン』に移籍して連載を再開。コミックスの累計発行部数は200万部を突破している。