静岡県立浜松城北工業高校で、教員個人のGoogleドライブにアクセスできる状態のiPad 4台が生徒に貸し出され、Googleドライブに保存されていたのべ1168人分の氏名、テストの素点、評定が閲覧可能になっていたことが分かった。県が9月29日に発表した。
9月25日、学校の公式サイトを通じ、個人情報漏えいをについての匿名の通報があったため調査したところ、貸し出し用タブレット(iPad 84台、Chromebook 60台)のうち4台のiPadが、教員個人Googleドライブにアクセスできる状態だった。
4台を利用した4人の教員から聞き取った結果、2人から「Googleドライブに担当授業の生徒名簿、テスト素点・評定を保存していた」と報告があったという。アクセス可能だったのは、教員2人が担当していた2018年度〜23年度の授業1168人分の氏名、テスト素点・評定。
全校生徒にアンケートを行った結果、貸出用iPadでテストの点などを見たことがあると回答した生徒はおらず、見られるという噂を聞いたことがある生徒もいなかったという。
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再発防止策として、貸出用端末について、教員用と生徒用の区別を徹底する。また、全県立高校に対し、貸出用端末の管理の徹底を呼び掛け、使用状況の調査を行っているという。
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