米軍・英軍モチーフの「ヘルメットバッグ、トート」に、だいぶ心をわしづかみ

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2023年10月06日 06:01  マイナビニュース

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カバンメーカーのエースがこの9月に立ち上げたライフスタイルブランド「UNTRACK(アントラック)」。立ち上げの内覧会を取材し、その時からこだわった素材、機能性の高さもあり注目しています。



その2024春夏モデルが早くも登場。関係者向けの内覧会で見かけた製品から、同ブランドらしいと感じたものを幾つか紹介したいと思います。


○ベンタイル生地を使ったバッグ



すべての製品がオーセンティック、すなわちベーシックで使い勝手が良いデザインが特長です。中でも筆者が注目しているのが「ベンタイル生地」を採用したバッグたち。



ベンタイルは耐水性・防風性・浸透性・通気性に優れ、ユーロビンテージという古着のカテゴリーでは特にイギリス軍のアイテムに使われていて有名です。



イギリス海軍の「ロイヤル ネイビー ベンタイル スモック」、イギリス空軍RAF「Ventile Extreme Cold Weather Parka」など古着の王様的なプロダクトがよく知られていますね。



その生地を使った新製品からズバリ「RAF ヘルメット」(1万9,800円)が登場。



RAF(Royal Air Force)はイギリス王立空軍の略で、これはパイロットが「ヘルメットを入れるためだけに開発されたバッグ」を踏襲して、できる限り忠実に再現しながら前胴側にファスナーポケット、後胴側にオープンポケットを配置されています。


広報PR担当の森川泉さんは「巾着として使え、ショルダーバッグとしても使えるのが特徴です」と言います。



筆者もそうですが、ヘルメットバッグと聞くとアメリカ軍のそれがイメージされますが、英国軍がベースなだけに上品さが漂いますね。大人向けの2WAYバッグのようですね。



また同素材からは、「アズマ」(1万9,800円)も登場。デザインのベースとなった「あずま袋」は江戸時代、西洋人の持つカバンを見た庶民が風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせ、真似したのがはじまりみたいです。


それを現代的にアレンジしたそうで、ラグジュアリーブランドも注目して製品化しています、と森川さんは説明します。


ショルダー部分はバックル仕様で長さが変えられ、ワンショルダーまたはナナメ掛けと好みの持ち方に使い分けられるのが特徴です。


○アメリカ軍の名品がモチーフ



ミリタリーつながりで言うと、倉敷の帆布メーカー「TAKEYARI(タケヤリ)」の一級帆布を使用した「PARK/TC」シリーズから良さげなものが一つ。



アンティークシャトル織機によって作られるセルビッチを生かし、時代を経ても飽きのこないオンオフ使えるシンプルなデザインが特徴。



今回そこに新色としてビンテージのミリタリーウェアの名品「M65」のカーキを再現した大きいサイズの「トート横L」(2万8,600円)が用意されていました。


このガバっと何でも入りまっせスタイル。良いですね!



手ぶらもいいですが、こういう大きいバッグへ無造作に荷物を入れることに妙な憧れを持つ男性は筆者だけでしょうか。どこにあるか分からず、バッグの中を探すのもお約束の様式美です笑。

○プロの自転車乗りが求める



最後に自転車に乗る人向けのシリーズ「CROSSBIKE/SP」から。一般的に自転車用バッグと聞くとメッセンジャーバッグが有名ですが、今回「サコッシュ」(1万3,200円)が登場しています。



3層構造で気室ごとに収納を仕分けでき、また内装にポケットが多数配置され直感的に分かり易い仕様が特徴です。


さらに前胴側にオープンポケットとフラップポケット、背胴側にオープンポケットもありだいぶフルフルなプロダクトですね。



でも、なぜサコッシュ? と森川さんに尋ねると、「実はアントラックの展示会で、プロの自転車乗りの方から『サコッシュを使うので欲しい』と要望を出されました笑」と開発のきっかけを明かしてくれました。



メッセンジャーバッグも勿論使うけれど、荷物が少ない時はサコッシュみたいですよ。


ちなみに、モール付きの肩当てを設けたショルダーベルトは両側から長さ調節ができる仕様で、短く調整すればワンショルダーとしても使えます。



素材と機能にこだわった製品たち。古着のミリタリーウェア好きもあり、個人的にはトートバッグがイチオシ。あのサイズで「あえて」近所のスーパーに行きたいと思いました!(金井唯)
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