4割のママが3万円未満と回答。子どもの塾や習い事にかける金額は?<ママのリアル調査>

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2023年10月12日 10:30  ママスタジアム

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皆さんはお子さんの習いごとに毎月どのくらいの額を支払っているでしょうか。お子さんの人数や習う内容、地域によって金額も違ってくるかもしれませんね。今回ママスタセレクトでは「子ども1人あたりの習いごとや塾にかかる費用は月々いくらですか?」というアンケートを実施。「1円以上1万円未満」「1万円以上3万円未満」「3万円以上」「習いごとはしていない」の4つの選択肢を設定したところ、1,600人を超えるママたちから回答が集まりました。

「1万円以上3万円未満」を選択した人は4割弱



202309_子どもの習いごとの費用について
もっとも多かった回答は「1万円以上3万円未満」を選択した605人、4割弱のママたちです。
『国語と算数の塾に8千円、英語とピアノに3千円。習字に2千円』
『スイミング9千円とチアダンス7千円』
『体操7千円とそろばん5千円』
『習字5千円、ミュージカル1万円』
スイミングに英語、ピアノ、ダンス……などなど子どもたちの習いごとは多岐にわたりますが、共通するのは、子どもたちが2つないしは3つの習いごとをかけもちしていること。それぞれの習いごとにかける費用がたとえ数千円であっても、かけもちをすればそれなりの額になります。なかには「英語4千円、ヒップホップダンス3千円、進学塾1万7千円」と月2万円をゆうに超える人や「ダンスと習字と塾で1万7千円」という声もありました。

「3万円以上」は1割強


「3万円以上」と答えたママは222人。全体の1割強と今回の選択肢のなかではもっとも少数派でした。
『塾だけで4万円弱です。夏期講習は20万円かかりました』
『そろばんと塾で毎月4万円以上。模試などを受けると5万円以上のときも』
『塾代だけで3万円超えます』
子どもの習いごとに月3万円以上かけていると答えたママたちの多くは「塾の費用が高い」と口を揃えました。「そもそも塾代が高いのに、模試や講習を受けるとさらに費用が跳ね上がる……」と頭を悩ますママも少なくありません。塾によっては、授業料のほかに交通費やテキスト代がかかることもあるでしょう。どんどんかさむ出費にため息をつきたくなる気持ち、痛いほどわかります。
『娘2人で幼児教室、運動系の習いごと、アートクラス、塾、ピアノで月7万円を超えています』
なんとお子さん2人で7万円を超えるというコメントも! 5つもの習いごとをこなす事実にも驚きです。

「1円以上1万円未満」「習いごとはしていない」はあわせて5割弱


一方で、約半数のママたちは「1万円未満」または「やらせていない」と答えました。そこには、なるべく出費を抑えたいと考えるママたちの本音がみえてきます。

「1円以上1万円未満」


「1円以上1万円未満」と回答したママは433人。3割弱いました。
『子どもはまだ小さいし、きょうだいもいるのでなるべく費用を抑えたい』
『子ども3人が習いごとをしてるため、1人に高い金額は払えない』
『サッカーに4千円』
『英会話スクール。月に9千円』
子どもの人数が多ければ多いほど、1人当たりにかけられる費用には限りがあるでしょう。「習いごとをするなら1つだけ」という人も少なくないようです。

「習いごとはしていない」


さらに「習いごとはしていない」と答えたママは376人、2割を超えました。
『子どもが5人なので、お金はかけられない』
『娘はまだ1歳。始めていない』
『子どもが3人いるので1人あたりどれぐらいかければいいのか悩んでいる』
子どもの習いごとにどのくらいのお金をかけられるのかがみえないという理由から「習いごとをやらせていない」というママもいるようです。

月額をあらかじめ決めている家庭も多い


今回のアンケートからは、習いごとにかける費用についてあらかじめ予算やルールを決めている家庭が多いこともわかりました。
『子どもが4人いるので1人あたり月1万円未満と決めている』
同じように「双子なので1人あたり月5千円以内に」といった声や「子ども2人合わせて月2万円と決めている」というママも。
『学校の勉強についていけているうちは塾には行かせない』
それぞれに“わが家のルール”を決めていることが伝わってきますね。

通わせつつもジレンマを抱えるママたち


お子さんをさまざまな習いごとに通わせるママたちも胸中は複雑なようです。
『スイミングに8千円。値上がりしてキツいけど子どもが楽しんでいるので……』
『英語教室は来年度、月謝が1,100円もあがるらしい……』
月に1,100円であっても年間となれば1万3千円を超えますからね。たしかに少なくない出費となりそうです。
『ピアノの教本代、発表会の衣装代などが予想以上にかかる』
ピアノだけでなく、スイミングやダンスなどの習いごとでは、月謝のほかにかかる費用に頭を悩ませるママたちがいました。

家計との妥協点をどうみつけていく?

『体操、英語、スイミング。やりたいことはとことんやらせたい』
「子どもがやりたいことはさせてあげたい」と思うのは多くのママ・パパに共通する願いであり本心でしょう。しかしどんなに子どものやりたい気持ち、親のやらせたい気持ちがあったとしても、無い袖は振れないのが現実です。「あらかじめ習いごとにかける費用は決めておく」という声が多かったように、堅実に家計を見つめている家庭が多い様子も浮き彫りとなりました。筆者の家では子どもと「新たに1つ習いごとを始めるのであれば、続けてきたことを1つ辞めよう」と話をしています。そのような家庭も少なくないのではないでしょうか。

文部科学省が公表している「令和3年度子供の学習費調査」では、家庭における習いごとなどの「学校外活動費」についても記載されています。この調査によると私立・公立の小学校・中学校・高校(全日制)における令和3年度の学校外活動費は、平成22年度と比べると増加しています。習いごとの単価があがっているのか、かけもちをする子どもが増えているのかまではわかりませんが、少なくとも習いごとの費用は増えているといえるでしょう。それぞれの家庭において、家計と習いごとの妥協点をどうみつけていくのかという課題はしばらくの間、続くのではないでしょうか。
参考:文部科学省|令和3年度子供の学習費調査|2.調査結果の概要|図1-1学校種別学習費総額の推移 P.2-3
【アンケート概要】
総回答数:1,636票
調査方法:インターネット
調査月:2023年9月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
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文・編集部 イラスト・むらみ

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