同じように産後の性生活で悩んだ人たちの調整方法
悩む相談者さんにみなさんから、「愛情表現の見直し」をすすめる声がいくつもありました。もしそこを見直しても旦那さんが満足しないようなら、お互いが納得できる頻度を決めるのも大事になってくるのではないでしょうか。旦那さんは、「今日はセックスできるかな」と期待をして断られて落ち込む。この一連の流れが不満のようなので、現在週1回となっているセックスにあらかじめ曜日を決めておくのも手です。
『うちは曜日決めよって話になった』もしくはなにかしらアイテムを使って目に見えて分かるようにして、OKかNGか表現しておくのもわかりやすそうですよ。
『イエスノー枕というのがあって、やっても良い日にイエス側にしておくっていうアイテムがあったのだけれど……。そんな感じで相談者さんがやっても良い日のみサインをするようにしたら、旦那さんが無駄に期待して断られることはなくなるよね。旦那さんはエブリデイOKなんだから』
『25歳男なら性欲お化けだからなぁ(笑)。たまに手だけでとか……』
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セックスの頻度は、「毎日はやりすぎだ」という価値観もありますし、「週2は少ない」という価値観もあります。こればかりは個人で違いのあることなので、どちらかを責めるのは間違いだと筆者は思います。うまくお互いを思いやりながら調整できると、きっと仲良しな夫婦のままでいられるのではないでしょうか。
旦那さんの離婚の気持ちが固いのなら、第三者を入れての話し合いも
旦那さんがそれでも「毎日したい!」と訴え歩み寄る気持ちを見せてくれないのなら、第三者を交えて話し合いをする方法もあります。きっといま旦那さんの頭の中は、「俺は可哀想」でいっぱいになってしまっているのでしょう。そこに、「子どもも生まれたばかりで何を言っているの?」「週1回しているのにそれでセックスレス?」などと指摘してくれる人がいると、旦那さんの気持ちも変わってくるのかもしれませんよ。
『その頻度でセックスレス言われてもなぁ(笑)』
『私なら「離婚とまで言われたら、こちらも考える。言われたことそっくりそのまま両親に伝えてもいい?」って聞いてみるかなぁ。自分がおかしいことを言っているって気が付いてくれたらいいけど』
『夫婦でカウンセリングを受けるのはどうかな? さすがに毎日はきついと第三者から指摘してもらうことを期待して相談する。旦那さんには離婚回避の為のカウンセリングと言っておく』
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ただ、もし真剣に「自分は何も間違っていない」と思っている場合には、第三者からの意見でハッと自分の間違いに気が付く可能性もあります。言いにくいかもしれませんが、「離婚をするのなら両親交えて離婚の理由を相談する。どちらが思いやりのないことを言っているのかわかる」と強気に出たり、夫婦でカウンセリングなどを受けたりすることによって、多少落ち着きを取り戻せることもあるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・水戸さゆこ