ロッテ、劇勝でファーストS突破 サヨナラ打の安田「この勢いのまま大阪に」

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2023年10月16日 23:26  ベースボールキング

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10回裏に劇的なサヨナラ二塁打を放ち、吉井監督(右)と藤岡(背番4)に迎えられる安田 (C)Kyodo News
CSファーストステージ第3戦
○ ロッテ 4x − 3 ソフトバンク ●
<10月16日・ZOZOマリン>

「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファーストステージ第3戦はロッテが劇的なサヨナラ勝ち。今ステージの対戦成績を2勝1敗とし、リーグ王者・オリックスが待つファイナルステージ(18日に京セラD大阪で開幕)進出を決めた。

 ロッテはレギュラーシーズン最終戦で好投した小島が中5日で先発登板。母校・早大の先輩にあたるソフトバンク先発・和田と投手戦を演じた。0−0のまま迎えた6回は一死二塁で4番・近藤に右前打を許したが、二走・柳田の本塁突入を右翼・荻野が見事なストライク返球で阻止。小島はバックの好守にも助けられながら、7回途中4安打無失点の力投で救援陣にあとを託した。

 救援陣も踏ん張り9回までゼロを刻むも、攻撃陣が得点を奪えず試合は0−0のまま延長戦に突入。すると10回表、5番手の澤村が捕まり一気に3点を失った。

 それでもその裏、代打・角中、1番・荻野の連打で無死一、二塁とし、2番・藤岡が同点3ランを右中間席へ。起死回生の一撃にZOZOマリンは熱狂に包まれた。さらに二死から5番・岡が左前打で出塁すると、続く安田の打球は右中間へ。この二塁打で一走・岡が本塁へ頭から滑り込み、一気の4得点で劇的なサヨナラ勝ちを決めた。

 場内の興奮冷めやらぬ中、藤岡と安田がお立ち台へ。藤岡は同点3ランの場面について「カク(角中)さんが出て、オギ(荻野)さんがつないでくれて『まだ行ける』っていう空気になった。前のふたりがつないでくれたので、ホームランを打つくらいの気持ちで打席に立ちました」と振り返ると、場内は大歓声に包まれた。

 サヨナラ打の安田は、開口一番「本当に最高です!」と笑顔。「この勢いのまま大阪に乗り込んで、またもう一回、ここに帰ってこれるように頑張ります」と力強く話すと、ファンから万雷の拍手が送られた。

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