ベルギー開催のEURO予選・第8節がHTで中止に…市内の銃撃事件でスウェーデン人2名が犠牲か

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2023年10月17日 09:15  サッカーキング

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ハーフタイムで中止となったベルギーvsスウェーデン [写真]=Getty Images
 EURO2024予選・グループF第8節のベルギー代表vsスウェーデン代表の一戦が、ブリュッセル市内で発生した銃撃事件の影響によりハーフタイムで中止となった。16日、『BBC』など欧州の主要メディアが一斉に報じている。

 すでに予選突破が決まっているグループ首位のベルギーが3位のスウェーデンをホームに迎えた一戦は、15分にカウンターの流れからヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング/ポルトガル)のゴールでアウェイチームが先制に成功。しかし、31分にロメル・ルカク(ローマ/イタリア)がPKを沈め、1−1の同点でハーフタイムを迎えた。

 しかし、会場の『キング・ボードワン・スタジアム』のあるブリュッセル市内にて、同日にスウェーデン人2名が殺害される銃撃事件が発生したことを受け、同試合は安全上の理由からハーフタイムで中止に。報道によると、ハーフタイム中に事件発生を知ったスウェーデン代表は、ベルギー代表との協議のうえで欧州サッカー連盟(UEFA)に試合中止を要請したとのこと。その後、UEFAは両チームおよび地元警察とさらなる話し合いを行い、試合中止を決定したようだ。

 銃撃事件はキックオフの約45分前に『キング・ボードワン・スタジアム』から3マイル(約5km)ほどの地点で発生した模様。被害者がスウェーデン代表のユニフォームを着ていたという報道もあるものの、ベルギー戦を観戦するためにブリュッセルに滞在していたかどうかは現時点で不明だという。銃撃犯は依然として逃走を続けているとのことで、ベルギー国家危機センターは当該の事案をテロ事件として扱い、警戒態勢を最高レベルに引き上げているようだ。

 なお、選手とファンは試合中止の決定後も安全面の理由から『キング・ボードワン・スタジアム』に留まるよう命じられたという。その後、ベルギー国家危機センターによって対策が講じられ、スウェーデン代表チームは警察の護衛のもとで空港へ、ファンも警察に付き添われブリュッセル市内へ向かったようだ。

 スウェーデン代表でキャプテンを務めるDFヴィクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)は今回の事態について「我々は試合の残り時間についてチーム、そしてベルギー代表と話し合った。結論はもうプレーしないというものだった。最も重要なことはサポーターが安全になったということだよ」とコメントしている。

 同試合の再開日程などの詳細は追って伝えられる予定。一方で、同日に行われたアゼルバイジャン代表vsオーストリア代表の試合結果により、オーストリア代表の予選突破とスウェーデン代表の3位以下が確定している。

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