<毒親フキハラ>【後編】子どもに無関心だけど叱りはする旦那。愛し方がわからない人の末路

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2023年10月17日 21:30  ママスタセレクト

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前回からの続き。今回の相談者さんは、先日小学1年生の娘さんから「お父さんは私と遊んでくれないし褒めてくれない。叱られてばかりで悲しい」と言われたそうです。娘さんの言うとおり、旦那さんは娘さんと一緒に遊ぶことが一切なく、挨拶も会話もせず、しかし叱ることだけはする様子です。そこで相談者さんがあいだに入り娘さんのことを伝えたところ、「俺だって我慢している」と改善する気がみられなかったようです。みなさんだったらこの状況、どう解決しますか?

旦那さんは変わらないと思う


旦那さんの「甘やかされてきたからそうなったんだ」の一言からも分かる通り、もしかしたら旦那さんは娘さんへの対応を“躾”だと思っているのかもしれません。「母親が甘やかしているから父親である俺は厳しくする」などと、勝手に決めて実行していることも考えられます。

しかしこの「甘やかしている」という言葉もどうなのでしょう。母親だって危険なことや人を傷つけること、常識的にやってはいけないことに関しては、たとえ普段は甘かろうが子どもに注意しているでしょう。それに甘やかすというのも主観。「抱っこして」「食べさせて」「一緒に寝て」と、普段は頑張っているけれど親に甘えたくなったときに、お願いを叶えてあげているだけのことです。まだ小学1年生である娘さんの願いを叶えてあげるのは、それほど悪いことなのでしょうか。
『旦那さんは、自分の親との関係はどう? ちゃんとした関係を築けず育ってきたのでは? そういう人って今更大人になっても親になっても子どもの愛し方がわからないんじゃないかな。何を言おうが無駄な気がする……』
『子どもの扱い方を知らないのよ。娘さんだけではなく子ども自体があまり好きではないんだろうね』
筆者はステップファミリーで、夫に「自分の子どもをちゃんと躾ておけ!」と言われたことがあります。しかし私はそのときに、「お前が自分のママにちゃんと躾けてもらいな!」と言い返しました。「俺は殴られて育った」と武勇伝を聞いたときには、「それでこんな大人になってしまうのなら、殴ることに意味がないってわからないの?」と言いました。

もしかしたら相談者さんの旦那さんは、無意識のうちに自分の育った家庭との対比をしているのかもしれません。自分が育った環境とあまりに違うことで嫉妬をしたり、自分の育った環境が正しいと信じたいがために自分と同じような躾に方向性を変えようとしたりしている場合もあるのではないでしょうか。

旦那さんが変わらないと考えたうえで娘さんの心を守る決断を



いくら相談者さんがあいだに入っても聞く耳をもたないとのことなので、旦那さんが今後変わってくれる望みは薄そうです。その場合、相談者さんは今のままの状態で家庭を保つことを優先していていいのでしょうか。
『こんな旦那、要る? 子どもの居場所を奪うような男、捨てた方がいいよ。私なら別居か離婚しか選択肢ないわ』
『無理だわ。旦那は変わらんし伝わらん。そんな父親は娘にとって悪影響でしかないから私なら別れるな。離婚、もしくは別居で』
学校に嫌いな人がいれば、中高生だって相手とかかわりをもたないようにします。職場に嫌な人がいれば、大人だって家でリラックスをして気持ちを切り替えようとします。しかし家に自分を嫌う人がいる相談者さんの娘さんは、かかわりをもたないようにすることも、家で気持ちを切り替えることもできません。きっといま、娘さんは逃げ場がなく大きなストレスを抱えているのではないでしょうか。

父親の機嫌をとらないといけない、母親が自分の味方だけをしてくれないないという状況は、大人でも嫌気がさします。子どもの心を守れるのは親である相談者さんだけ。旦那さんと話し合いをしても変化が見られないのなら、旦那さんがいない未来の準備を考えてみるのも必要なことになってくるのではないでしょうか。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・んぎまむ

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