実家に帰省したら母の手料理が食べたい。でもリクエストしても作ってくれなくて……その理由は?

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2023年10月19日 12:40  ママスタジアム

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実家に帰省すると、ご両親はみなさんたち一家をもてなしてくれますか。手料理や外食など、ご馳走になるママもいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティに母の手料理について、こんな質問がありました。
『私が実家に帰っても、母は料理をしません。正月に集まったときでさえ、出前や外食、買ってきたものばかりです。でもリクエストしても「なんで作らなきゃいけないの?」と。みんなのお母さんは、手料理を振る舞ってくれますか?』
投稿者さんのお母さまは60代。まだまだ元気に過ごしているそうです。しかし「手料理が食べたい」と話しても、断られているとのこと。たまに実家に帰ったときくらい、懐かしい母の味を食べたいと思う娘の気持ちを汲んでもらえず、モヤモヤしているようですね。投稿者さんは、実家の母が手料理で娘をもてなさないのは普通なのかどうか、知りたくなったのでしょう。
ママたちからは、手料理をしてくれる母、してくれない母、双方のお母さまの様子や意見が届きました。

うちも作らない。でも作らない理由に心当たりがあるよ


『もう10年くらい母の手料理を食べていない』
『産後の里帰りときでさえ買ってきた惣菜やパン。温かい味噌汁が飲みたかった!』
『オール外食』
投稿者さんのお母さまと同じ「元気なのにもう料理をしてくれない母」は、けっこういるようです。しかしママたちは「料理をしてくれない」のにはいくつかの理由があると言います。

一緒に生活していない人の食事を作るのは負担

『外食やデパ地下ばかりで私も不満だった。でも母の気持ちがわかるようになってきた。いつも一緒に暮らしている家族以外のために料理するのって、負担なんだよね』
『私の旦那や子どもの口に合わなかったら悲しいんだって』
『うちも60歳だけど外食ばかり。ふだん一緒に暮らしていない人が来たら、もてなすほうは疲れるよね』
娘は子どものときから家族ですが、実家を出て数年も経てば、一緒に暮らしていたころとは生活習慣や食の好みが変わっているかもしれません。さらに娘の旦那さんや子どもたちの好きな食べもの、味つけの好みは、お母さまにはわからないかもしれませんよね。数日分の献立をアレコレ考えるのも、普段の数倍の食材を買いに行くのも、お母さまにとって日常の延長ではない。いくら元気な人でも、いつもと違う家事は疲れてしまうでしょう。ママたちは、元気そうにしていても娘一家をもてなせば、母が疲れるからではないかと語ります。

子育て終了、料理も終了

『子育てが終わると、料理がめんどうくさくなるんだと思う』
『母は「もうお役目ご免だから」って。外食したがるよ』
子育てをしているときは日々の食事、お弁当やおやつも作ってくれていたかもしれません。でもお母さまは、「子どものため」と自分に言い聞かせて、頑張っていた可能性があります。料理や掃除などが苦手なお母さまがいても、不思議ではないですよね。子育ての終了は、料理からの解放! 子どもの独立とともに、お母さまの料理を頑張る理由がなくなったのかもしれません。そうなると娘一家が帰省しても、昔のように料理をしようと頑張れなくなるのではないでしょうか。

娘にゆっくりしてほしい

『家で作ると私が手伝うから、その時間もゆっくりしてほしいって』
『私と姉に「実家に帰ったときくらい、何もしなくていい」って。外食になる』
『外食するよ。家で作って後始末。女ばかりが働くのが嫌だから』
お母さまは自身の経験から、娘が一家の主婦として日々奮闘している様子がわかっているのでしょう。また旦那さんの実家に行けば、ゆっくりなんてしていられないハズと思っているのではないでしょうか。だから実家に帰ったときくらい休んでほしい。娘のことを気遣っての外食、母の愛が感じられますね!

ケース・バイ・ケースの母の手料理


いく人かのママからは、オール外食やオール手料理ではないとのコメントがありました。
『作ってくれるけど煮物だけ』
『帰省が年に1、2回。帰る前から「何を食べたい?」と連絡があり、献立を考えてくれる。でも滞在期間が長いから、出前をとったり惣菜を買ったりもする』
『母がめんどうくさいときは寿司をとる。でもふらっと立ち寄ったら、煮物を作ってくれたり天ぷらを揚げてくれたり』
『足を悪くして杖をついている。でも郷土料理だけは作ってくれる。あとは私たち姉妹が持ち寄ったり、お取り寄せをしたり』
煮物や天ぷら、郷土料理などは、お母さまの得意料理なのかもしれませんね。また帰省期間が長くなれば、大勢の食事を作り続けるのは年齢に関係なく大変なことでしょう。作れるときは作るけれど、無理はしない。お母さまなりの娘一家のもてなし方があるようですね。

作ってくれる母に感謝



一方、お母さまが手料理でもてなしてくれる実家もありました。賑やかな実家の様子をママたちは伝えてくれます。
『私の好きなものを作ってくれる。隣りで喋りながら手伝うよ。うちの子が喜ぶから、ケーキやパンも焼いてくれる』
『帰省の前に「何が食べたい?」と聞いてくれ作ってくれる。母の料理は美味しいし、旦那も子どもも母の料理が好き』
『母だけでなく父も手料理を振る舞ってくれる。2人ともおいしいものが食べたいから、協力して台所に立つ。私もそんな夫婦になりたいなあ』
子どものころから親しんできた母の味。それを自分の旦那さんや子どもも「おいしい」と言ってくれたら、ママも自分のことのように嬉しいのではないでしょうか。両親が揃って料理している様子を見たり、昔のように台所で母と自分が並んで料理したりするのも、帰省の楽しみのひとつかもしれませんね。

母の味は当たり前ではないかも


「いつも母の手料理」とコメントするママのなかには、今回の投稿に寄せられたコメントを読んで、こんな感想も寄せてくれました。
『母は料理が好きだしレパートリーが多くておいしい。でも当たり前ではなく、ありがたいことなんだね』
帰省すればいつでも手料理でもてなしてくれる実家の母。しかしそれは、どうやら当たり前ではない家庭もありました。今も手料理を振る舞ってくれる母には、娘として感謝の気持ちを伝えてもいいのではないでしょうか。

さまざまな家庭のお母さまの手料理事情がわかった今回の投稿。投稿者さんのお母さまが手料理を作ってくれないのは、お母さまなりの理由があるかもしれませんね。
ただ日々、家族の食事を作っているママたちなら、懐かしい母の味に近い料理を再現できるかもしれません。実家のお母さまに「お母さんが作ってくれたコレが好きだった」と振る舞ってみてはどうでしょうか。もしかしたら料理のコツを教えてくれたり、当時のエピソードを聞かせてもらえたり、料理を通して楽しい家族のひとときを過ごせるかもしれませんよ。

文・間宮陽子 編集・すずらん イラスト・善哉あん

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