日本シリーズ王手の阪神に不安材料?前夜のヒーローに見えた課題を達川氏が指摘

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2023年10月20日 11:14  ベースボールキング

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阪神・森下翔太 (C) Kyodo News
◆ 「気持ちはレフトスタンドにいっている」

 「2023 JERA クライマックスシリーズ セ」は阪神が広島に連勝。アドバンテージを含めた対戦成績を3勝0敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。

 両先発の力投により接戦となった試合は1-1のまま9回へ。阪神は二死ながら満塁のチャンスを作ると、“恐怖の8番”こと木浪聖也がライトへ運ぶサヨナラ打。劇的勝利で甲子園が歓喜に沸いた。

 盤石の連勝でCS突破にあと1勝と迫った一方で、19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣からは“心配”の声も挙がった。


 達川光男氏が挙げたのが、前夜の初戦で見事な同点弾を放ってヒーローとなった森下翔太だ。この日も「3番・右翼」でスタメンに名を連ねるも、4打数無安打で1三振と精彩を欠く結果に終わった。

 達川氏は「“きのうは”絶好調でしたよ」としたうえで、「1打席目に三振をして、2打席目の左飛は本人は完全に(スタンドへ)行ったと思ったと思いますが、行かなかった。それからというもの、気持ちはレフトスタンドに行っているので、強く振らなきゃいけないと。ものすごく左足を開いてしまっている」とメカニック面に影響が現れていた点を強調。

 続けて、「フェニックスリーグでそれを修正して戻ってきたんですが、今日の3打席目から元に戻りましたね。明日が心配」と“悪癖”が顔を出し始めている点を不安要素として挙げた。


 同じく番組に出演した坂口智隆氏は「1年目なので少し悪くなったら監督やコーチにチェックしてもらったり、そういうことを繰り返して良くなってきた選手だと僕は思う。このシリーズの中でも、コーチと話して修正してきてくれると思う」とし、早期の立て直しに期待を込める。

 坂口氏も「思い切りの良い選手」と持ち味を挙げているように、大一番でも臆することなく振っていくことができるのは森下の最大の長所。それを損なうことなく、良くないポイントだけを修正していくことができるか。第3戦の森下の打撃に注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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