JR東日本「マルチエキューブ」首都圏の駅に1台4役の多機能ロッカー

JR東日本スマートロジスティクスとJR東日本は、予約・預入れ・受取り・発送の4つの機能をあわせ持つ多機能ロッカー「マルチエキューブ」を開発し、10月31日から順次、首都圏の駅構内に設置すると発表した。


「マルチエキューブ」は「To Locca」サイトから予約でき、決済後に荷物を預けられるロッカー。宅配物やネット通販で買った商品の受取先とすることも可能。ロッカーに入れた荷物を宅配物としてマルチエキューブから発送できるようにもなるという。多機能を示す「マルチ」と「エキ(駅)」、ロッカーのボックスが「キューブ」であることから、サービス名称を「マルチエキューブ」とした。

支払いはキャッシュレス決済のみとされ、交通系ICカードとQRコードに対応する。クレジットカード決済も準備中とのこと。ロッカーの扉や投函箱の投入口は常時施錠しており、荷物の預入れ・取出し操作時のみ開く方式とする。


10月31日に東京駅(改札外・丸の内地下南口)に1台39口を設置し、11月1日に新宿駅(改札外・ペンギン広場前階段下)、11月2日に大宮駅(改札外・北口ニューシャトル改札前)で順次設置を進め、今年度中に首都圏の駅構内に約100台3,000口を設置する計画。今後3年間で約1,000台3,000口まで増やす予定としている。（佐々木康弘）