白熱のダービーはドロー決着! チェルシーは2点リード生かせず…アーセナルは無敗継続

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2023年10月22日 04:04  サッカーキング

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今季初のビッグロンドン・ダービーはドロー決着 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第9節が21日に行われ、チェルシーとアーセナルが対戦した。

 今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎え、昨シーズンから戦力の多くが入れ替わった“新生”チェルシー。開幕直後こそ苦戦を強いられたものの、前節はバーンリーを4−1で撃破し、リーグ戦2連勝と波に乗っている。一方のアーセナルはここまで6勝2分で無敗を維持。前節は近年苦手としていたマンチェスター・シティ相手に完封勝利を収めた。今シーズン最初のビッグロンドン・ダービー。リーグ戦3連勝を飾るのはどちらのチームになるだろうか。

 序盤はホームの声援を受けるチェルシーが積極的な入りを見せる。2分にエンソ・フェルナンデスがオープニングシュートを放つと、その後もラヒーム・スターリングを起点に相手ゴール前に迫っていく。11分にはスターリングのクロスにミハイロ・ムドリクが飛び込むと、ヘディングシュートがウィリアン・サリバの腕に当たる。VAR介入の結果チェルシーにPKが与えられ、これをコール・パルマーが沈めて先制に成功した。

 出鼻を挫かれたアーセナルは20分に決定機。中盤でボールを引き出したオレクサンドル・ジンチェンコがスルーパスを供給し、抜け出したデクラン・ライスが右足アウトサイドで狙うが、惜しくも枠の右へ。対するチェルシーは30分、コナー・ギャラガーが右サイドから中央へ持ち運び、ボックス内で縦パスを引き出したパルマーが反転から左足で狙うも、枠を捉えることはできなかった。

 その後はアーセナルがボール保持率で上回るも、パスのズレやタッチのミスが目立ち良い形でチャンスを作ることができない。チェルシーは追加点こそ奪えないものの、前線の中央に入ったパルマーを起点に鋭い攻撃を繰り出していく。前半はこのまま1−0で終了した。

 アーセナルは後半開始と同時に冨安健洋を投入。しかし、序盤にスコアを動かしたのはまたもチェルシーだった。自陣でのボール奪取からカウンターを発動すると、ムドリクが左から上げたボールがそのまま右のサイドネットへ。ホームチームがリードを広げた。2点ビハインドとなったアーセナルは53分にライスのパスを受けたガブリエウ・マルティネッリがシュート。直後には左CKにガブリエウ・マガリャンイスが頭で合わせたが枠を捉えきれなかった。

 状況を変えたいアーセナルは68分にエミール・スミス・ロウとエディ・エンケティアを投入。すると77分、相手DFラインのビルドアップにプレスをかけると、ボールを拾ったライスがGKロベルト・サンチェスの位置を確認してロングシュートを放つ。これがゴール左隅に突き刺さり、点差を1点に縮めた。さらに84分、ブカヨ・サカがカットインからクロスを送ると、途中出場のレアンドロ・トロサールが滑り込みながら合わせ、同点に追いついた。

 その後スコアは動かず試合は2−2で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果となった。なお、アーセナルはリーグ戦での無敗を継続している。次節は28日に行われ、チェルシーはホームでブレントフォードと、アーセナルはホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。

【スコア】
チェルシー 2−2 アーセナル

【得点者】
1−0 15分 コール・パルマー(PK/チェルシー)
2−0 48分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)
2−1 77分 デクラン・ライス(アーセナル)
2−2 84分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)

【スターティングメンバー】
チェルシー(4−3−3)
GK:サンチェス
DF:ギュスト、T・シウヴァ、コルウィル、ククレジャ
MF:カイセド、ギャラガー、E・フェルナンデス
FW:パルマー(84分 R・ジェームズ)、スターリング(84分 マドゥエケ)、ムドリク(66分 N・ジャクソン)

アーセナル(4−3−3)
GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ(HT 冨安)
MF:ジョルジーニョ(68分 スミス・ロウ)、ライス、ウーデゴーア(78分 ハフェルツ)
FW:サカ、ジェズス(68分 エンケティア)、マルティネッリ(78分 トロサール)
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