賭博違反疑いのトナーリが司法取引へ…12カ月以上の出場停止処分が濃厚か

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2023年10月24日 14:36  サッカーキング

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賭博違反の疑いが浮上しているトナーリ [写真]=Getty Images
 賭博違反の疑いが浮上しているニューカッスル所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリが、司法取引に臨んだようだ。23日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 トナーリには不正賭博に関与した疑いが浮上しており、今月に入りイタリア代表のトレーニング施設にて警察の取り調べを受けたことが明らかに。同選手はその後、同じく賭博違反の疑いが掛けられているニコロ・ザニオーロ(アストン・ヴィラ)と共にイタリア代表を離脱。現在もイタリア検察庁およびイタリアサッカー連盟(FIGC)による調査が続いており、有罪が確定した場合には長期間の出場停止処分が下される見込みと報じられている。

 今回の報道によると、トナーリは現地時間23日月曜日にFIGCの弁護士および検察官とテーブルを囲んだとのこと。会談の具体的な内容については明らかになっていないが、トナーリ側が処分を軽減するべく司法取引を行なった可能性が高いと報じられている。選手側の弁護士は、捜査への積極的な協力と犯した過ちに対する認識といった点に重点を置きつつ、出場停止の期間を10カ月程度に短縮したいと考えているようだ。

 なお、トナーリと同様に不正賭博に関与したユヴェントス所属のイタリア代表MFニコロ・ファジョーリについては、司法取引によって処分が軽減されたことが報じられている。ファジョーリはFIGCから12カ月間の出場停止処分を科されたものの、そのうち5カ月間はギャンブル依存症を克服するためのリハビリ施設に通うことで減刑され、実質的な出場停止期間は7カ月間になる見込み。しかし、トナーリについては、ブレシアやミラン在籍時に自チームを賭けの対象としていた疑いがあることから、ファジョーリよりも重い処分が下る可能性が極めて高いと見られている。

 最終的には12カ月以上の出場停止で関係者が合意に達する可能性が高いと『ガゼッタ・デロ・スポルト』は指摘。処分は今月中にも確定する見込みと報じられている。

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