ノッツ・カウンティ(イングランド4部)が、テイラー・スウィフトによるクラブ買収の噂を否定した。27日にイギリスメディア『BBC』が伝えた。
イギリス紙『ウィーケンド・スポーツ』は「テイラー・スウィフトがノッツ・カウンティを購入する!スターは世界最古のサッカークラブを望んでいる」とトップで掲載。ハリウッドスターのライアン・レイノルズらの買収によって快進撃を続けるレクサムから刺激を受け、歌姫がノッツ・カウンティの買収に興味を示していると報じた。
しかし、同クラブはタブロイド紙による報道をすぐさま否定。兄弟でオーナーを務めるクリス・リーツ氏、アレックス・リーツ氏の名義で『X』に声明文を掲載した。
「私たちのファンベースにいらっしゃるスウィフティーズを失望させて申し訳ないのですが、このストーリーは水に流させてください(Shake the Story Off)」
「私たちとテイラーの間に不和(Bad Blood)はありませんが、私たちのクラブにとってエキサイティングな時期に、私たちがクラブの支配権を手放すなんて、彼女はきっと夢にも思わなかったでしょう(In Her Wildest Dreams)」
「彼女からの関心に対する友好の証として、明日の試合(28日のレクサム戦)前に流すプレイリストには、新たに再発売される彼女のアルバム『1989』のために余白(Blank Space)を空けておきたいと思います」
Club statement.#Notts | @taylorswift13 https://t.co/VVLVO7oQd4 pic.twitter.com/1HJVhNaOl8— Notts County FC (@Official_NCFC) October 27, 2023
1862年に創設されたノッツ・カウンティは、“世界最古のプロクラブ”として知られており、1888年にイングランドのトップリーグが創られた際のオリジナル12クラブの一つでもある。1893−94シーズンにはFAカップを制覇した。しかし、1991−92シーズンに1部で戦ったのを最後に、近年は低迷が続いており、2019年にクラブ史上初となるノンリーグ降格。なかなか5部から脱出できなかったが、昨季はプレーオフを勝ち上がり、レクサムとともに昇格を果たした。プロリーグの舞台に戻ってきた今季は、開幕から好調を維持して2位につけている。