途方もなくデカいピックアップトラックの正体は? ジャパンモビリティショーで遭遇

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2023年10月31日 11:41  マイナビニュース

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「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開は11月5日まで)の会場を歩いていると、途方もなくデカいピックアップトラックに遭遇した。このクルマはいったい? 日本でも乗れるのか? ヤマト・インダストリーとIATの合同ブースで話を聞いてきた。


○航続距離は800km?



ヤマト・インダストリーは1937年創業の樹脂部品および物流機器の製造・販売事業者。そのパートナーであるIATは、2001年に日本で創業した中国最大の自動車エンジニアリング会社だ。ヤマト・インダストリーは「JEMY」ブランドを新たに設立し、IATの協力のもとで日本の電動モビリティ分野へ新規参入する。


商用BEVの日本導入も気になるのだが、それより何よりインパクトが大きいのが一緒に展示されている巨大なクルマだ。IAT独自のEVプラットフォーム「Skateboard Platform-L」を採用するフルサイズピックアップトラックで、車名は「T-MAD」という。前後に1基ずつ搭載するモーターの出力は合計で600kWに達する。ちなみに、こちらはコンセプトカーであり、そのままの形で売られているクルマではない。


日本では持て余しそうな巨大ピックアップトラックだが、IATはこれをそのまま日本で売りたいというよりも、同社の技術を見せるためにT-MADを展示しているそうだ。同社はクルマの設計・開発を手掛けるエンジニアリング会社であり、要望次第ではクルマ丸ごと1台を作ったり、デザインに協力したりといった柔軟な対応が可能なのだという。EVプラットフォームもT-MADで使っているようなLサイズだけでなく、Mサイズ、Sサイズ、超小型も取りそろえている。



ジャパンモビリティショーにクルマを展示したのは日本でも事業を広げていきたいからだ。すでにいくつかの自動車メーカー(OEM)から声がかかっているそうだから、T-MADまではいかなくても、IATの技術を使った面白いEVが日本市場に登場する可能性もなくはなさそうだ。(藤田真吾)

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  • 最近のピックアップて車高もあおりも高いし荷物積み下ろししにくそうやな…
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