とても「会社を辞めて戻ってきた」とは言えませんでした。そんなことを知らないカスミは、私との再会を心の底から喜んでいるようでした。私は笑顔で接しながらも、内心「こんな子のどこがよかったんだろう」とカスミを見つめます。
するとそんな私に、鯛を渡した初老の男性がすかさず声をかけてきました。「カスミはここらのおっちゃんおばちゃんの娘みたいなモンだからな。みんなカスミが大好きなんだよ」と。それを聞いた私はやたらイライラします。カスミはまるで、地元の有名人かアイドルのような扱い。その光景を見ていると、言いようのない黒い感情があふれ出てくるのでした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・よし田 編集・Natsu
|
|