阪神、オリックスに連敗し1勝2敗…伊藤将ミス絡みで5回4失点、反撃及ばず惜敗

SMBC日本シリーズ2023第3戦
● 阪神 4 − 5 オリックス ○
＜10月31日・甲子園＞

　日本シリーズ第3戦はオリックスが逃げ切り勝ち。連敗となった阪神は今シリーズ1勝2敗となった。

　先発の伊藤将は3回まで1安打無失点の好スタート。しかし1点リードの4回、二死無走者で4番・頓宮に、初球の甘くなった直球をバックスクリーン左へ運ばれ同点に追いつかれた。

　続く5回は先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招くと、併殺崩れの間に勝ち越し点を献上。さらに、9番・東の送りバントを自ら二塁へ悪送球してしまい、そのあと2番・宗に右中間突破の2点適時二塁打を浴びた。今季クオリティ・スタート（6回以上、自責点3以下）率100％だった甲子園のマウンドで、まさかの5回4失点（自責点2）降板。自らの失策が響く結果となった。

　打線は4点を追う7回、オリックス3番手・山岡を攻め一死満塁の好機を作ると、2番・中野の一ゴロの間にまず1点。なおも二死二、三塁で続く森下が、2点適時打を右前へ弾き返し1点差に迫った。しかし、8回以降は追加点を奪えず1点差で惜敗。第3戦を終え1勝2敗となり、本拠地・甲子園での日本一達成の可能性はほぼ消滅した。