優先席「座る」人の割合は?

わかもと製薬は10月31日、「電車の優先席の利用状況や、マタニティマークに関するアンケート」の結果を発表した。調査は9月12日〜19日、アンケートサイト「くらするーむ」会員1,949名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。


電車に乗った際に「優先席に座ることがありますか?」と尋ねたところ、66.9%が「ある」と回答。理由を聞くと、「その席(優先席)を必要とする人がいたら譲るつもりで座るから」(618名)、「席が空いているのに立っていると邪魔になるから」(501名)、「高齢だから」(353名)、「その席しか空いてないから」(347名)、「疲れているから」(306名)が上位に。自分がずっと優先席に座るつもりではなく、空いているから座っているだけで、いつでも譲るつもりという方が多いよう。



一方、「優先席には座らない」という人は33.1%。その理由は、「必要な方のために空けておくべきだから」(419名)が圧倒的に多く65%を占めた。


次に、優先席はどんな方が優先されるイメージがあるかを聞いたところ、「身体が不自由な方」(1,799名)、「ご高齢の方」(1,794名)、「妊婦または乳幼児を連れている方」(1,737名)が僅差でトップ3に。次いで「怪我をしている方」(1,522名)、「体調の悪い方」(1,354名)と続いた。


次に、マタニティマークを知っているか尋ねたところ、85%が「知っている」と回答。「マタニティマークをつけている方が電車内で立っていたら席を譲りますか?」と聞くと、「優先席かどうかを問わず譲る」(79.0%)が8割を占める結果に。また、「優先席に座っていたら譲る」という人を合わせると、席を譲ると答えた人は94%にのぼった。



さらに、妊婦の方に席を譲った経験について尋ねたところ、54.9%が「ある」と回答。理由を聞くと、「困っている方がいたらいつでも譲るつもりでいるから」(567名)、「マタニティマークをつけているから」(512名)、「お腹が大きかったから」(454名)が上位に。



一方、譲ったことのない人からは、「妊婦の方が付近に立つ状況が今までなかったから」(471名)がダントツに多かったものの、「マタニティマークを知らなかった」(88名)という人も見受けられた。（CHIGAKO）