阪神・大山悠輔が4番の意地見せた! 江本氏「なんでもいいからここで1点を取るというのが4番の役割」

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2023年11月02日 06:26  ベースボールキング

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阪神・大山悠輔 (C)Kyodo News
◆ 「大山くんはガラッと変わると思いますよ」

 オリックスの1勝リードで迎えた「SMBC日本シリーズ2023」の第4戦は大熱戦の上、阪神がサヨナラ勝ちを決め、対戦成績をタイに戻した。

 勝負を決めたのはこのシリーズここまでわずか2安打で、この日も4タコだった大山悠輔だった。

 3−3で迎えた9回裏、この回からマウンドに上ったジェイコブ・ワゲスパックから一死後、近本光司が四球を選び出塁すると、続く中野拓夢の打席で2回のワイルドピッチがあり労せずランナーは三塁へ進塁と、一気にサヨナラのチャンスを作る。すると中嶋監督は中野と森下翔太を申告敬遠で塁を埋める作戦を選択。ここで打席に入った大山悠輔は、フルカウントからインサイド高めのストレートをレフト前に運び、歓喜のウォーターシャワーを浴びた。

 殊勲打を放った大山に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した江本孟紀氏は「外野フライでもなんでもいい場面なので気は楽だったでしょうけど、よく振ってますよね。それがヒットに繋がったと思います。なんでもいいからここで1点を取るというのが4番の役割ですよ」と打線の核としての働きを評価。

 同じく解説の笘篠賢治氏は「責任は感じていたと思います。そういった中で監督に信頼してシーズン含めて使われ続けている部分で、自分もしっかり開き直るという。どんな結果であれ、まず自分のスイングをする事だけを考えていたのではないかと思います」と結果が出なかった中、しっかりと精神面を整えられたことが結果に繋がったと解説した。

 MCを努めた真中満氏も「目の前で2人が敬遠されて、気持ちは高まると思うんですよ。けど落ち着いて2球目の落ちる球を見逃したときに、普通なら真っ直ぐと勝負賭けて空振りしてしまうかなというケースでしっかりと見逃せたんですよね。だから大山選手、冷静に打席に立っているなと見えていたのですけれども、しっかりと決めることができました。見事でした」と、緊張する場面で“心は熱く、頭は冷静に”を実践できたことを称えていた。

 最後に笘篠賢治氏は「大山くんはガラッと変わると思いますよ。チームの勝敗に直結する一打を打ったわけですから。あすは王手をかける試合ですけれども、今までと違う気持ちで打席に立てるんで、さらに怖くなると思いますよ」と予言。眠れる虎の主砲のお目覚めは、阪神にとってなにより心強い。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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  • 「土壇場」で何か出来る人は、やはり、何かを持って居る人だと思いますが、それを「使い切って居たら」終わりですけどね…。(例⇒斎藤佑樹、終了)
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