阪神の勝利で戦犯免れた“ダブル・エラー” 館山氏「中野選手がエラーすることを森下選手は考えていなかったのでは」

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2023年11月03日 06:44  ベースボールキング

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阪神・岡田監督 (C)Kyodo News
◆ 「なんで慌てて投げるの?」

「SMBC日本シリーズ2023」の第5戦は、阪神が8回に一挙6点を挙げオリックスに6−2で快勝。日本一にリーチをかけることに成功したが、6回を終わって得点はマーウィン・ゴンザレスのソロホームランのみと1点を争う展開の中、7回に阪神は思わぬ形でオリックスに追加点を与えてしまった。

 回またぎとなる西純矢は先頭のピッチャー・田嶋大樹に四球を与えてしまうが一死後、宗佑磨のセンター前の当たりでランナーの田嶋の判断ミスでセカンド封殺。続く森友哉の打球はセカンドゴロとなりチェンジと思われたが、中野拓夢がまさかのエラーでボールはライト前へ。フォローに入ったライトの森下翔太は右手で捕球を試みるもボールが手につかずまごついている間に、宗はサードを回り悠々ホームインし、甲子園にため息が充満した。

 2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説陣が“ダブル・エラー”に着目。MCを務めた野村弘樹氏は「まさか中野がファンブルして、森下も慌てて先にランナーを見ちゃってますよね」と指摘。

 解説者の齊藤明雄氏は「ピッチャーとするとひとつ(のアウト)でいいのに、なんで慌てて投げるの?という感じでマウンドにいますよ。手で捕るよりグラブで捕ってくれよと」と投手経験者として解説した。

 もう一人の解説者・館山昌平氏も「中野選手がエラーすることを森下選手は考えていなかったのではと思うんですよ。焦ってバックアップしに行ったので、エラーにエラーが重なっちゃったのかなと」と森下の心の準備ができていなかったのではないかと推測。

 また「次の塁を狙う森選手の走塁も目に入ったのかもしれませんね。一塁からちょっとセカンドへ行きかけてますよね。エラーだったので一塁ベース回ったあとにかなり加速してセカンドベースへ行く仕草もあったんですよね。なので2人のランナーを同時に見なくちゃいけない」とランナーのケアでボールの処理が疎かになったと指摘した。

 阪神が勝利したことでことさら重要視はされなかった“ダブル・エラー”。もし負けていたら最大の敗因としてクローズアップは避けられないプレーだった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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