＜燃え尽きました＞わが子が大学を卒業した。嬉しいはずなのに私の心は抜け殻状態に……

日々子育てをしていると、「早く大きくなれ」「早く手が離れますように」そう願うことは多々あることでしょう。目の前の状態がどれだけ愛おしく幸せな日々であっても、その渦中にいるとなかなか気がつけないものなのかもしれません。今回はそんな子育てを「卒業」したママからの投稿がありました。

『子どもも成人して、”燃え尽きた”感じです。自分の女子校時代が懐かしくて涙がでてきます。女子ばかりで気楽な日々。夢と希望に溢れていて、アニメと漫画に燃えていたあの頃が幸せだった……』

子育てが終わったことで、ふと自分自身を振り返ったときに思い出されるのは幸せな学生時代だという投稿者さん。過去に捕らわれてしまうということは、現状に足踏みをしている状態なのかもしれません。そんな投稿者さんに、ママスタコミュニティのママたちから優しいメッセージが届きます。

燃え尽きた自分をまずは褒めてみて！

『子どもを大学卒業するまで無事に育て上げたって最高に幸せじゃない！』

『燃え尽きるぐらい、子育て頑張ったってことだよね。私もボケーっと育児してないで、ちゃんとしなきゃ』

子どもが無事に巣立って燃え尽きたと感じることは決して悪いことではないのではないでしょうか。「燃え尽きる」くらいに育児に邁進した自分を褒めてあげて！　とママたちは言います。それくらい頑張ってこれた日々は紛れもなく宝物です。投稿者さんの気持ちを想像して「燃え尽きるぐらい頑張ってみよう！」と励まされるママもいましたよ。

「あの頃は良かった」と振り返っても、何にもならない

『これからだって違う視点からアニメや漫画に熱中できるかもしれないよ』

『過去ってよく思えるけれど、そんなにいいことばかりだった訳じゃないはず。これからの将来の方が幸せに決まってる！』

現状に満足していないとき、人間はふと「一番良かった頃」に思いを馳せるのかもしれません。けれど思い出して欲しいのは、その「一番良かった頃」にも苦しいことがあったはずだ、ということです。定期テストに追われて勉強する毎日、見えない将来に不安を抱いていたこともあるでしょう。友達関係や親子関係で悩んでイライラしたこともあったでしょう。それらを乗り越えて「今」があるのですよね。そして「今」はそんな大変なこととは無縁の生活。楽しいことだけを追求できるハッピーな「今」でもあるのです。

これからは「自分」最優先の時間を楽しんでみよう！

『責任果たして自由が増えて、これから何でもできるじゃないですか、先輩っ！　あの頃より若さはないけどその分知恵や経験値が増えて、若さゆえの無敵さはなくなったけど世界観は広がって。これからやっと始まるって感じでは？　どうか楽しんで！』

『自分の使える時間とお金をフルで子どもに費やしてきた。よくやった自分。と思って昔好きだったアニメや漫画にもう一度没頭するのもいいと思います』

子育てをやり切った自分を褒めつつ、「あの頃」ハマった趣味をもう一度思い出してみるもの良いのでは？　あの頃よりも時間もお金にも余裕のある「今」だからこそ、もっと楽しめる趣味になりそうです！　自立したお子さんも、巣立った自分の背中をみて悲しまれるより、自分の好きなことに没頭しているお母さんの方がずっとずっと嬉しいはずです。

まさにいま、自分の趣味探しを頑張っています！

『私も上の子の中学受験（大学付属）が終わったときにそんな感じだった。でも医療美容を始めたり、ライブに行き始めたり、映画見に行ったりいろいろ忙しくしてる。本当の老後、腑抜けにならないための趣味探しをしているよ』

まさにいま、子育てが終わったときに備えて「趣味」を探しているというママからもコメントもありました。好き嫌いせずにいろいろなことにチャレンジしていく姿は、きっと育児をしていた頃と同じくらい輝いているはずです。

子どもの巣立ちは嬉しい反面、寂しいこともあるでしょう。けれどその感情は決してネガティブなものではなく、それくらい自分が「頑張ってきた」証の感情なのです。人生において「子育て」という貴重な経験をしてきたママたちは、きっとさらに輝く未来を手にできるはずです！　自分のためにも、家族のためにも、いつまでもイキイキとしたお母さんでいたい！　と思わせてくれる投稿でした。

文・渡辺多絵 　編集・すずらん　イラスト・Michika

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