三菱一号館美術館が再開館、新たに寄贈されたソフィ・カルの作品を初披露

　三菱一号館美術館が、「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル展」（仮称）を開催する。会期は2024年11月23日から2025年1月26日まで。三菱一号館美術館は、2023年4月から設備入替および建物メンテナンスのため休館をしており、同展は修繕工事を終え、再開館をすることを記念して催される。

　会場では、19世紀末のパリで活躍した版画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの版画やポスター全32点を13年ぶりに展示する。
　また、同館初の現存作家の展覧会として、フランスを代表する現代アーティスト ソフィ・カルの作品全40点を展観。代表的なシリーズ作品である「なぜなら」「あなたは何が見えますか？」「盗まれた絵画」「フラン ク・ゲーリーへのオマージュ」などを展示するほか、三菱一号館美術館のコレクションの中からオディロン・ルドンの「グラン・ブーケ（大きな花束）」を着想源に制作され、新たに寄贈された作品を世界初公開する。