バイクのクラッチ操作が不要に! ホンダが世界初の「イークラッチ」を開発

ホンダはバイクのクラッチレバー操作を不要とする世界初のシステム「Honda E-Clutch」(ホンダ イークラッチ)を開発した。


○どんな仕組み?

イークラッチは二輪車用有段式マニュアルトランスミッションのクラッチコントロールを自動制御することで、ライダーの手動によるクラッチレバー操作を不要とする世界初の電子制御技術。発進、変速、停止など駆動力が変化するシーンで、最適なクラッチコントロールを自動制御することで、違和感のないスムーズなライディングを実現するという。ちなみに、シフトペダルによる変速操作は必要となる。



ライダーの要求に幅広く対応するため、電子制御によるクラッチコントロール中でも、ライダーがクラッチレバー操作を行えば、通常のマニュアルトランスミッション車と同様、手動によるクラッチコントロールを行えるようになっている。



イークラッチは軽量コンパクトなシステムで構成されており、既存のエンジンレイアウトを大きく変更することなく車体に搭載できる。今後は趣味性の高いFUNモーターサイクルに順次適用していく予定だ。（藤田真吾）