『ゲゲゲの鬼太郎』といえば55年にわたって愛されてきた、もはやカルチャーとなった国民的アニメだ。人々は子どもから大人まで、妖怪や怪奇に怯えながらも、鬼太郎とその仲間たちと友達になりたいと願ってきた。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』はその原作者である水木しげるの生誕100周年記念作品として、かつての目玉おやじと水木の出会い、そして鬼太郎誕生へと続く2人の運命を描く映画となる。
このたび公開されたファイナル予告篇は、野沢雅子が演じる目玉おやじの「ついに、この時が来たか……」という意味深な発言とともにスタートする。不穏なBGMと“秘められし禁断の忌譚”というコピーが、冒頭から誰も知らない物語の始まりを予感させる。
関俊彦が演じる幽霊族の末裔・鬼太郎の父（かつての目玉おやじ）は、行方不明になった妻を探し、恐怖の舞台となる哭倉村（なぐらむら）を訪れる。そして、時を同じくして木内秀信が演じる水木も、勤め先の帝国血液銀行からの密命を帯び、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族の当主・時貞の弔問に訪れる。この“呪われし村でふたりは出会う”という文字どおり運命的な出会いを果たすが、それは同時に恐怖の始まりとなってしまう。
公家の衣装・直衣を着し、白塗り化粧を施した龍賀家の長男・時麿（CV.飛田展男）と、高圧的な長女・乙米（CV.沢海陽子）の姿、古川登志夫が演じるある謎の少年の「ゲゲ！」という驚きの表情が、哭倉村にこれから巻き起こる異常な事態を予見させる。
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さらに、映像では無数の妖怪が襲い掛かるシーンも垣間見ることができる。幽霊族と人間という垣根を超えた水木と鬼太郎の父が謎を解き明かしていく中で揺れ動く感情、そして「我が子が生まれる世界」、「この目で見てみとうなった」という強い想いが込められた言葉。我が子の未来を願う鬼太郎の父の想いは、はたしてどのようなエンディングを迎えるのだろうか。
従来の『ゲゲゲの鬼太郎』と異なる大人向け本格ホラーテイストの本作。その独特の世界観を、ぜひ劇場の大スクリーンで満喫してみたい。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の新作映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、11月17日に公開を迎える。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
11月17日（金）公開
【原作】 水木しげる
【キャスト】 関俊彦 木内秀信 種崎敦美 小林由美子 白鳥哲 飛田展男 中井和哉 沢海陽子 山路和弘
皆口裕子 釘宮理恵 石田彰 古川登志夫 ／ 沢城みゆき 庄司宇芽香 松風雅也 ／ 野沢雅子
【スタッフ】 監督：古賀豪／脚本：吉野弘幸／音楽：川井憲次／キャラクターデザイン：谷田部透湖
美術監督：市岡茉衣／色彩設計：横山さよ子／撮影監督：石山智之／製作担当：澤守洸 堀越圭文
【配給】 東映
【制作】 東映アニメーション
（C）映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
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