侍J・藤原恭大が初先発で躍動　3安打含む5出塁「しっかり準備していた」

カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023
● 豪州代表 0 − 10 侍ジャパン ○
＜11月18日・東京ドーム＞

　侍ジャパンの藤原恭大外野手（23＝ロッテ）が18日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」のオーストラリア戦に「1番・左翼」で先発出場。3安打2打点と2四球で計5出塁をマークし、チームの大勝に大きく貢献した。

　今大会、初出場初スタメンとなった藤原。初回の第1打席はラッキーな三塁内野安打で出塁すると、3番・小園（広島）の中前適時打で先制ホームを踏んだ。6回の第4打席は先頭で中前打を放ったあと5点目となる生還。7回の第5打席はダメ押しとなる右前2点適時打を放ち、4打数3安打2打点をマークした。4回の第3打席と8回の第6打席は四球で出塁。6打席中5度出塁し、リードオフマンとして満点の働きを見せた。

　試合後、お立ち台に上がった藤原は「先制、中押し、ダメ押しと、良い感じで点を取れたのでよかったと思います」と試合を振り返り、自身のパフォーマンスについては「初戦が始まって、この2試合出場はなかったが、しっかり準備はしていた。『やってやるぞ』という気持ちで臨みました」と話した。

　同世代が集う大会で「練習から意識しながらやっていて、試合で見てもみんないい選手だなと思います」と藤原。あす行われる決勝戦の意気込みを問われると、「少しでもチームに貢献できるように自分のできることを考えて、あすも勝ちたいと思います」と力を込めた。