YOSHIKI、HEATHさんへの思い語り涙「僕はすごく壊れやすいけど…」 遺族からの言葉も明かす「明るくやってください」

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2023年11月20日 21:49  ORICON NEWS

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YOSHIKI (C)ORICON NewS inc.
 X JAPAN/THE LAST ROCKSTARSのYOSHIKIが、誕生日の20日(後8:30)にニコニコチャンネル(日本)およびYouTube Channelメンバーシップ(日本含む全世界)の「YOSHIKI CHANNEL」で生配信を行った。

【写真】生配信を行うか、葛藤もつづっていたYOSHIKI

 X JAPANは、ベーシストのHEATHさん(享年55)が大腸がんのため10月29日に死去したことを、今月11日に正式発表したばかり。生配信の直前には、28日に東京・Spotify O-EASTでお別れ会を行うと発表していたが、これがYOSHIKI個人として初めて口を開く場となった。

 こうした状況もあることから、インタビューが始まった当初は「頭の中が回らないよ…。頑張ってるよ、オレ」と困惑したコメント。ファンからの声援コメントが読み上げられると、うれしそうな表情を浮かべた。「眠れてますか?」との声には「眠れてないよ」と応じた。

 HEATHさんの話題では「メモリアルコンサートは、もちろんたぶん…もっと先になると思うけど。やっぱり、みんないろんな考えがあるから、それを全部聞き入れて。今できる、自分が思う、最善のことをするしかない。やっぱり、1秒前には戻れないし、1年前には戻れないし。まぁね、1年前、この番組にHEATHがいたのでね」とコメント。

 その後、過去にHEATHさんが出演した際の映像が放映。2人でのトーク、演奏を行っている様子などが収められたVTRを、じっくりと見つめていたYOSHIKIは「とりあえず、親族のみなさん、遺族のみなさんに、YOSHIKIさん明るくやってくださいと。HEATHなりの美学を持っていて、こんなに話すようになったのは1年くらい前からで…。それが結局ちょうど1年経って、心の準備とかがいつもできているわけじゃなくて…なんだけど、僕が知らせを聞いたのは…クラシックツアーをやっていたのです」と言葉を振り絞った。

 それから記憶をたどりながら「マネジメントから、お話がありますと連絡があったんだけど、なんだろうと思っていたんだけど、クラシックツアー(「YOSHIKI CLASSICAL 10th Anniversary World Tour with Orchestra 2023 ‘REQUIEM’」)に集中したくて」と回顧。訃報に触れた際の思いも振り返って「記憶がないんだけど、とりあえず日本に行きますと。それは自分の判断で日本に行きました」と明かした。

 続けて「僕もなんて言っていいかわからなかったし。日本に来て、すぐ言われたのは明るく送ってほしいと。YOSHIKIさんにまかせましたと。それがすごく自分にとってズシンときて、でも自分らしく振る舞わないといけないんだろうなと。その時点で、自分が床にひれ伏して、泣きまくって。自分が悲しんでいる姿を見せて、何が変わるんだろうと。じゃあ、そのままいくしかないと。いつものように笑って、いつものようにおっちょこちょいで、そういう自分でいこうと…」と涙声で語った。

 さらに「最後までHEATHとして、最期を迎えたと聞いて衝撃すぎて。まだ紹介できてなくて、これからも紹介できないんだろうけど、じゃあそのまま今できることを考えながら前向きに進もうと。明るく送ってほしい。どうすれば明るく送れるのかなって。ハッキリ言って、どうしたらいいかわからない」との胸中も吐露。

 こみ上げる思いを抑えながらも、涙ながらに「HEATHが旅立ったと。X JAPANのリーダーとして何をするべきか。バンドもあるけど、それはHEATHに限って言えることではないけど、それとは別に友だち関係もある。そこをどうやって対応していくか、自分でも…。僕らって、どこまでがみんなの前にいる、表に出ている、ステージに出ているアーティストであり…その境目がわからなくなるよね。その中でも、HEATHはステージにいるHEATHとして旅立ったのだな」と言葉に力を込めた。

 その上で、HEATHさんを送り出すライブについて「どういった規模にするのか。やらなければいけない、やることなんだろうなと思っている。それが、どこまでファンのみんなの希望に応えられるかとか、もしそれが自分だけであれば、この身を投げ出してなんでもできるんだけど。なんとか今年を乗り切って、時間がもらえるのであれば、ゆっくり考えたいと。でも『どうしましょうか』と、バンドからもくる、関係者からもくる。それは当然だと思う。とりあえず、献花式をやるのがいい、それは僕だけの意見じゃなくて。そういう中で、なかなか…。もともと、僕はギリギリのところにいたんだから。今僕が泣きわめいても、それは逆に…この状態で明るいことって説得力ないんだけど、明るくね。HEATHとお別れした時もしゃべっていたんだよな。もう永眠していたけど、どうやって明るくいけばいいのって。だけど、頑張ろう」とあふれる思いを言葉にしていった。

 さらに「HEATHの思い、そして今生きているメンバーの思い、ファンの思い、バンド仲間の思い、いろんな人たちの…もちろん、たくさんの誤解も生むだろうし、非難も浴びるだろうね」と語りながら、決意を口に。「自分が矢面に立って、それで前に進むのであれば、それでもいいし。僕はすごく壊れやすいけど、仮に僕がひとりで、100万人敵だったとしても戦うし」と紡いでいった。「今晩発表された献花式、もし参加していただけるのであれば見送っていただいて。また、親族の方と話して、違う場を作れると思うし」と呼びかけた。

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  • 活動しないし…メンバー関係色々あるんだな…ヨシキさん、複数メンバー亡くなり、大変だ…繊細だから気持ちが追いつかないのでは…
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