グループCでは、既に本大会出場を決めているイングランド代表が、北マケドニア代表とのアウェイゲームを1−1のドローで終え、6勝2分と無敗で同予選を終えることが決定。もう一方の試合では、勝ち点「13」で並ぶウクライナ代表とイタリア代表の直接対決が行われた。試合は両チームともにチャンスを作りながら、GKの好セーブもあり、スコアレスで90分間が終了。この結果、両者は勝ち点「14」で並んだものの、直接対決となった第6節を2−1で制していたイタリア代表が2位に入り、8大会連続11回目の本大会出場を決めた。
グループEでは既にアルバニア代表が本大会行きの切符を掴んでおり、残る1つの出場枠を懸けてチェコ代表とモルドバ代表が対戦。試合は序盤の14分にデイビット・ドウデラがゴールネットを揺らし、チェコ代表が先手を取る。後半に入るとモルドバ代表が退場者を出したこともあり、チェコ代表が2点を追加。試合はこのままタイムアップを迎え、チェコ代表が独立後8大会連続8度目となるEURO本大会へ駒を進めた。
グループHでも、デンマーク代表に次ぐ2つ目の枠がスロベニア代表とカザフスタン代表の直接対決によって争われた。試合は41分にベンヤミン・シェシュコがPKを決めてスロベニア代表が先手を取ったものの、カザフスタン代表も後半の立ち上がりにラマゾン・オラソフが同点ゴールを記録。1−1で終盤に突入すると、86分には自陣でクリアボールを跳ね返したスロベニア代表がカウンターへ。敵陣左サイドでサイドチェンジのボールを受けたベンヤミン・ヴェルビッチが、カットインから見事なコントロールショットを沈めた。この得点が決勝弾となり、スロベニア代表が2−1でカザフスタン代表を撃破。スロベニア代表が6大会ぶり2度目のEURO出場権を勝ち獲った。
前日の結果も踏まえると、これでグループA、C、E、F、G、H、Jは全日程を消化。上位2チームが本大会にストレートインする。3位以下で終了したチームはプレーオフに回ることとなるが、出場する12チームは2022−23シーズンのUEFAネーションズリーグ（UNL）の成績に基づいて決定。UNLのリーグA〜Cに4つずつの出場枠が割り当てられており、各リーグを1〜4位で終えたチームがプレーオフ出場権を獲得する。当該チームが既にEURO2024予選の結果で出場権を獲得していた場合、各リーグの中でEURO2024本大会出場が決まっていない上位4チームがプレーオフへ進出。リーグ内でプレーオフに出場するチームが4つに満たない場合は、リーグDの中でEURO2024本大会権を得ていない最上位のチームがプレーオフ出場権を獲得し、その後総合ランキング順で出場枠が振り分けられる。
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また、本日の結果を踏まえ、昨日の時点ではプレーオフ出場の可能性が残されていたグループF4位のアゼルバイジャン代表は、カザフスタン代表がストレートインを果たせなかったことにより、予選敗退が決定。一方、イタリア代表とチェコ代表が本大会に進んだことにより、グループF最下位のエストニア代表、グループJ4位のアイスランド代表はプレーオフの出場が正式に確定している。
グループC、E、Hの今節の試合結果と最終的な順位表は下記の通り。
■試合結果
▼グループC
ウクライナ代表 0−0 イタリア代表
北マケドニア代表 1−1 イングランド代表
▼グループE
チェコ代表 3−0 モルドバ代表
アルバニア代表 0−0 フェロー諸島代表
▼グループH
北アイルランド代表 2−0 デンマーク代表
スロベニア代表 2−1 カザフスタン代表
サンマリノ代表 1−2 フィンランド代表
■順位表
※（）内は勝ち点／得失点差
▼グループC
1位 イングランド（勝ち点20／＋18）
2位 イタリア（勝ち点14／＋7）
3位 ウクライナ（勝ち点14／＋3）
4位 北マケドニア（勝ち点8／−10）
5位 マルタ（勝ち点0／−18）
▼グループE
1位 アルバニア（勝ち点15／＋8）
2位 チェコ（勝ち点15／＋6）
3位 ポーランド（勝ち点11／0）
4位 モルドバ（勝ち点10／−3）
5位 フェロー諸島（勝ち点2／−11）
▼グループH
1位 デンマーク（勝ち点22／＋9）
2位 スロベニア（勝ち点22／＋11）
3位 フィンランド（勝ち点18／＋8）
4位 カザフスタン（勝ち点18／＋4）
5位 北アイルランド（勝ち点9／−4）
6位 サンマリノ（勝ち点0／−28）
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