「トモ コイズミ」デザイナーの小泉智貴がアートの個展を初開催、ファッションとアートの境界線がテーマ

　「トモ コイズミ（TOMO KOIZUMI）」を手掛けるデザイナーの小泉智貴が、自身初となるアート作品の個展「Tomo Koizumi」を東京・品川のギャラリー YUKIKOMIZUTANIで開催する。会期は12月9日から2024年2月10日まで。

　同展は、「アートとして捉えるファッションを」という思いでドレスを作り続けてきたという小泉が、今年9月にフランスで行ったプレゼンテーションで初公開した作品群を再構築して展示。同氏はアート作品の制作を2022年からスタートし、日本での公開は今回が初となる。展示は「ファッションとアートの境界線」をテーマに、ギャラリーをクローゼットに見立て、流動的で可変的な空間に仕上げるという。会期中にはパフォーマンスの開催も予定しており、日時などの詳細は、追ってギャラリーの公式サイトで告知する。
　小泉智貴は1988年生まれ。14歳から独学で服作りを始め、千葉大学で美術を専攻する傍ら、2011年に自身のブランドである「トモ コイズミ」を立ち上げた。2019年にインスタグラムをきっかけに才能を見出されてニューヨークでデビューショーを開催したのち、2021年には毎日ファッション大賞を受賞。東京オリンピックの国歌斉唱のドレスをはじめ、サム・スミス（Sam Smith）やビョーク（Bjork）など、世界的アーティストの衣装を手掛けたことでも注目を集め、ファッションとアートを行き来しながら表現を拡張してきた。
　同展の開催について小泉は、「今回の個展を通して、ファッションへの価値観の問い直しや、アート業界とファッション業界の架け橋になることができれば」とコメントしている。

■個展「Tomo Koizumi」会期：2023年12月9日（土）〜2024年2月10日（土）会場：YUKIKOMIZUTANI所在地：東京都品川区東品川 1-32-8 TERRADA ART COMPLEXII 1F時間：12:00〜18:00休廊日：日・月・祝日※2024年1月、2月にはパフォーマンスの開催も予定。詳細は追ってギャラリーの公式サイトで告知。