母の悩み「2歳からの偏食」発達相談員の解説に「救われた」「子が食べないのは親のせいじゃない」

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2023年11月29日 11:40  まいどなニュース

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2歳くらいからの好き嫌いは、ママのせいじゃない(kapinon/stock.adobe.com)※画像はイメージ

「『1歳までは何でも食べていたが、徐々に野菜嫌いになり、2歳にはほとんどの野菜を拒否するようになった』
重要なので何度も書きますが。これは、幼児期には非常に多いケ一スです。
乳児期の味覚から成長したからこそ、「この味はイヤ」とはっきり感じられるようになります。ここからスタートです。↓」

【話題になった投稿】子どもの偏食は味覚の発達段階、心配しないで

 現役の発達相談員・ひだゆう(@Zteacher2017)さんが、Xに投稿した内容に、大きな反響がありました。ポストは次のように続きます。

「その後、食の経験が広がる中で、また徐々に食べられるようになるので。『無理に』『早急に』食べさせようとすることは逆効果です(「これ美味しいよ」と自然に勧めることは構いません)。味覚の成長は、時間をかけてあげることが大切です。」

「乳幼児期の味覚は大人とは違います。味覚が成長段階なので。食べられない物が多いのは自然な姿です。特に苦味・酸味(つまり野菜類)には敏感に反応します。身体が毒物や腐敗物と感知し、命を維持するため摂取を避けるためです。食の経験が広がり、味覚が成長することで食べられる物は徐々に増えます。」

 甘味や塩見、うま味は、体にとって必要なものと認識する味なので、お菓子なら食べることにも納得できます。この投稿に、子どもが好き嫌いを主張するようになったことに悩み、いろいろな方法を試そうとしていた保護者から、安堵の声が寄せられました。

「よかったー!夫に、私が食べたいっていうもの(うどん)ばかり食べさせてるから他のもの食べなくなる!と責められたばかりだったので… あ、ちなみにうどん以外の食事はちゃんと色々食べさせてますが… 無理になんとかしなくてもいつか食べれるようになるし食事楽しいって感じてほしい。」

「私は食が細くて、小学校4年生くらいまでお茶碗一杯ゴハンが食べれず、野菜もキュウリしか食べれず、それでも標準体重内でした。5年くらいの時に恐らく身体の成長で急激に食べる量が増え食べれる物が増えました。何でも美味しくて😂 その経験があったので、自分の子に強制はしませんでした。」

「でも、義母や実母とか外野からのそれじゃぁダメよ、栄養が偏る、ちゃんと食べさせないと、というプレッシャーは正直凄かったです。でも、子供達はちゃんと体重も少しずつ増えて、身長も伸びてたので自分を信じて全てシャットアウトして子供達とだけ向き合ったのが良かったんだと思います。」

 子どもの偏食にどう対応すれば良いのかというと、味覚が完成する小学校高学年くらいまでは、焦らずに諦めずに、「,い淇べられる物でしのぎながら ⊃の経験を広げ L3个寮長をまつが大切です」(ひださん)

偏食があっても健康は維持される、心配しないで

 ひださんに、お話を聞きました。

──実際に、好き嫌いや偏食についての相談を多く受けられるのですか?

 僕は20万人程の地域の幼児の発達相談を担当しておりますが、偏食とトイレトレーニング(排泄)の相談が最も多い相談です。それを具体的に親に教えてくれる機会が少ないと感じています。偏食対応については、公的相談機関や専門家からもっと発信してほしいという意見も印象的でした。

──悩まれている多くの方がポストに反応しました。

 このポストを見て「救われた」というメッセージを主に母親から多くいただきました。子が食べないのは自分(親)の調理のせいなのではとご自分を責めていたり、周囲の家族等から責められていたりする方は少なくないと思います。また、食は健康につながるので、食べなくなった理由や具体的にどうしたら良いのかが分からず、不安な中で子供と向き合っている方が多いのだと思います。

──なんでも食べる子もいるので、どうしても比べられて周りがうるさくなる気がします。

 双子でも好き嫌いは違い、食べない子の方が体格が良いという意見も興味がわきました。偏食は親の調理の問題ではないという証明でもあり、幼児期の偏食が身体の成長に必ずしも悪影響するものでもないということだと思っています。

 僕の偏食相談の中でも、ほとんどの子は成長曲線の平均値に入っており、むしろ体格が大きめの子も少なくなく、意外な印象をもっております。全くの想像レベルで科学的根拠がない考えなのですが、乳幼児期には生物としての種の保存のためにも、偏食があっても身体の代償機能が働き、健康が維持されるように身体のシステムが作られているのかなと思っています。

 ◇ ◇

 ひださんは、子どもの偏食に悩む保護者に向けて、こんなアドバイスをしています。

‘幼児期に偏食に悩む人は非常に多いということ(悩んでいるのはあなただけではないということ)

∧仗の原因は親の調理のせいではない(双子でも好き嫌いは違う・料理人の子でも食べない子は食べない)

M鳥期の偏食対応の基本「いま食べられる物でしのぎながら、食の経験を広げ、味覚の成長を待つ」(けっして、好きな物だけ食べていればいいという意味ではありません。食の経験を広げ食べられる物を徐々に増やす配慮は重要です。

 食の経験の広げ方については、ひださんのブログ「【子ども】偏食(すき・きらいが多い)の治し方【対策方法】」で具体的に解説されています。

■ひだゆうさんのプロフィール
発達相談員。ある政令指定都市で、2歳から小学校入学前のお子さんを対象に「発達相談」を15年ほど担当。元保育士。保育所や幼稚園を巡回する日々。公認心理師。修士(学校心理学)。日本保育学会&日本教育心理学会会員。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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