オリックス、新人選手入団発表記者会見!ドラ1・横山、目標とする吉田正尚の背番号34を継承「すごくびっくり」

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2023年11月30日 19:22  ベースボールキング

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オリックスの新人選手たち[撮影=北野正樹]
 オリックスの新人選手入団発表が11月30日、大阪市内のホテルで開かれ、12人の新人がプロでの抱負などを語った。

 支配下7人、育成5人のうち、投手が9人を占めた今年のドラフト。中嶋聡監督は「毎年ですが、素晴らしい選手がたくさん来てくれ、監督としてこんなに楽なことはない。うちのスカウトは本当に有能で素晴らしいと思います」と例年同様にスカウト陣に感謝の気持ちを伝え、選手や保護者らには「3連覇している私たちのチームのレギュラーは、本当に高い壁だと思いますが、その壁を乗り越えてくれる選手たちだと思っています。そんなに高くない壁もいますので、僕たちに任せて下さい」とユーモアを交え、育成に定評のある球団をアピールした。

 1位の横山聖哉内野手(上田西高)は、目標とする吉田正尚(レッドソックス)の背番号「34」を継承。「すごくびっくりしたんですが、本当に期待されているということが伝わってきました。小さいころから、あのフォロースルーで一人だけホームランの飛距離が違うところに魅力を感じていた」という。ただ、「将来は自分が目標とされる選手になりたい」と付け加えることも忘れなかった。会見で左隣に座った中嶋監督からは「久しぶりに(34番の背番号を)見たな」と言われたそうだ。

 会場を沸かせたのは、上田西高校新聞委員会の女子高生記者の質問だった。横山だけでなく、同校出身で7位指名の権田琉成投手(TDK)にも質問し上田市民へのメッセージも求めたほか、中嶋監督にも2人の魅力を直撃。横山と権田の印象を語った中嶋監督が「上田市のことはいいですか」と添えると、会場は一気に和やかムードに包まれた。

 大阪府高槻市出身で、小さいころから京セラドーム大阪で観戦していた2位の河内康介投手(愛媛・聖カタリナ高)は「山本由伸投手をナマで見てきて、負け数が少なく、勝ち数が多いのは凄い投手だと思う」と、山本を目標に掲げ、「ストレートを見てほしい」と、球威やキレ、伸びに定評のあるストレートをアピールした。

 このほか、育成1位の寿賀弘都投手(香川・英明高)は「打者に向かっていく気持ちを全面に出したピッチングが持ち味。プロでも変えずにいたい」といい、中学時代にバッテリーを組んだ浅野翔吾外野手からは「一緒に頑張ろう」というメッセージが届いたという。「対戦した時には自分が抑えるという気持ちでやりたい」と意気込んでいた。

取材・文=北野正樹(きたの・まさき)

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