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前回からの続き。数年前の話です。私(ユウコ)は夫のテツヤと、3才の娘カナと3人で暮らしています。このたび待望の第2子を授かりましたが、喜びも束の間すぐに流産をしてしまいました。しかも手術の日程が決まって夫に連絡をすると「その日は仲間とゴルフ旅行がある」とのこと。私の抗議もむなしく、本当に1泊ゴルフ旅行に行ってしまいました。ひとりで手術を受け、病院のベッドで横になりながら、夫への愛情がどんどんなくなっていく自分に気が付くのでした。
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「ちょっと待って。初期の流産は珍しいことでもないし、それに実際に俺がいてもなんの役にも……」「そういうことじゃないのよ!」役に立つとか、立たないとか、そういうことを言っているわけではないのです。思わず大きな声が出てしまい、夫をさらに驚かせました。私は一息つき、落ち着いてから言葉を続けます。
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「私に寄り添う気持ちがなかったあなたに、幻滅しただけ」「寄り添ってたよ。だからすごく心配もしてたし、ユウコからの連絡を何度もスマホで確認……」「言葉だけなら、誰だっていくらでも言えるの」「言葉だけって……」「思っていたなら「行動」してよ! 行動がないなら、いくら心配していても、なかったのと一緒なの」
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「二度とあなたの子どもを産みたくない」夫を改めて見直した今、以前の気持ちには戻れそうにありません。「これ以上、あなたと一緒にやっていけない」これが私が出した答えです。
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「昨日、実家に連絡したの。両親ともあなたの態度にカンカンで、すぐにでも帰ってきていいって言ってくれた」母に今回のことをどう思うか聞いたところ、私が予想していた以上に両親は怒っていました。確かに、自分の娘が手術を受けることになり、パートナーからそっけない扱いを受けていたら……私も落ち着いてはいられないでしょう。
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「体調が落ち着いたら、実家に帰ります。今後のことは、これから話しあいましょう」私は、自身の体調が落ち着いてからすぐに娘を連れて実家に帰りました……。両親はあたたかく私たちを迎え入れてくれたのです。娘も毎日笑顔ですごせています。しかし、ずっと実家に頼るわけにはいきません。まずは、しっかりと仕事を見つけて自立したいと考えています。また、夫とは離婚に向けての話しあいを進めています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子