インテル、上位対決に3発完勝で首位キープ!…ナポリは新監督の“凱旋試合”を勝利で飾れず

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2023年12月04日 07:35  サッカーキング

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インテルがナポリに3発完勝! [写真]=Getty Images
 セリエA第14節が3日に行われ、ナポリとインテルが対戦した。

 今シーズン序盤から不安定な戦いが続いていた4位ナポリは、今夏に就任したばかりのリュディ・ガルシア前監督を11月に解任。新たにチームの舵取りを任されたワルテル・マッツァーリ監督の下、前節はアタランタに2−1で下し新体制の初陣を白星で飾った。対する暫定2位インテルは前節ユヴェントスと引き分け、リーグ戦での連勝が「4」でストップ。首位の座を守るためにも、今節は強敵相手のアウェイゲームと言えど勝ち点「3」が欲しい一戦だ。

 最初のチャンスは3分のナポリ。最終ラインから丁寧にボールを繋ぐと、中央へ絞ったフヴィチャ・クヴァラツヘリアがボックス手前で起点を作り、エリフ・エルマスが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはGKヤン・ゾマーの好セーブに阻まれた。開始直後に冷や汗をかいたインテルは12分、ラウタロ・マルティネスとの好連携でボックス内へ抜け出したマルクス・テュラムがボレーでネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

 18分にはインテルにアクシデント発生。ステファン・デ・フライがプレー続行不可能となり、カルロス・アウグストとの交代を余儀なくされた。その後はナポリがやや押し気味に試合を進めるも、インテルも時間の経過とともに鋭い攻撃を繰り出していく。ナポリは36分、マッテオ・ポリターノの強烈なシュートがクロスバーを直撃。対するインテルは39分、ゴール前のルーズボールにL・マルティネスが合わせたが、GKアレックス・メレトが鋭い反応を見せる。

 試合の均衡が破れたのは44分。左を駆け上がったフェデリコ・ディマルコがクロスを供給すると、ファーサイドのデンゼル・ダンフリースが頭で落としたボールをニコロ・バレッラが後方へ流す。ハカン・チャルハノールが右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール左隅に突き刺さり、インテルが先手を取った。前半はこのまま0−1で終了する。

 1点ビハインドのナポリは58分、ヴィクター・オシムヘンが最前線で起点を作り、クヴァラツヘリアがボックス左角付近からドリブルで仕掛け左足を振り抜くもシュートは枠の右へ。対するインテルは61分、敵陣内でボールを奪うと、左に大きく開いたL・マルティネスが中央へグラウンダーで折り返し、これを受けたバレッラが巧みなタッチからゴールへ流しこんだ。後半の早い時間でリードを2点に広げる。

 ボール保持率で上回るナポリは69分、ドリブルで持ち上がったナタンのクロスにオシムヘンが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えられず。その後もクヴァラツヘリアやオシムヘンを起点にチャンスを作っていくも、インテルの集中した守備を崩し切ることができない。すると85分、バレッラの浮き玉パスを受けたダンフリースがグラウンダーのクロスを供給し、後方から走り込んだM・テュラムが決定的な3点目を奪った。

 その後スコアは動かず試合は0−3で終了。完勝したインテルが首位の座をキープした。次節、ナポリは8日にアウェイでユヴェントスと、インテルは9日にホームでウディネーゼと対戦する。

【スコア】
ナポリ 0−3 インテル

【得点者】
0−1 44分 ハカン・チャルハノール(インテル)
0−2 61分 ニコロ・バレッラ(インテル)
0−3 85分 マルクス・テュラム(インテル)

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