独身で年収300万円の人が、将来もらえる年金額はいくら?

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2023年12月04日 18:31  All About

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年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、独身の人がもらえる年金額についてです。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、独身の人がもらえる年金額についてです。

Q:独身です。老後の年金、いくらぐらいもらえる?

「私は独身で一人暮らし。このまま結婚しない場合、老後、年金ってどのぐらいもらえるものでしょうか? 老後がとっても不安なので教えてください。今の年収は300万円ほどです」(関東・30歳・会社員)

A:今の年収で会社員を60歳まで続ければ、概算で年額145万2720円が65歳から支給されます

相談者が20歳から60歳まで厚生年金に加入し、厚生年金保険料を支払ったとすれば、国民年金の保険料を納めたことになるため、現行の年金制度では65歳から老齢厚生年金と老齢基礎年金を受け取れるでしょう。

仮に、相談者の収入がこれからも年収300万円(月額25万円)だとしたら、いくらの年金を受け取れるか、現在の年金水準で計算してみます。

・老齢厚生年金……年額65万7720円(平均標準報酬額25万円×※5.481/1000×480カ月)
・老齢基礎年金……年額79万5000円(令和5年度)

したがって、合計年額145万2720円(概算)が65歳から生涯にわたり支給されることになります。

※昭和21年4月1日以前生まれの場合は異なる

ずっと同じ収入で働くとは限りませんが、会社員として同じ収入で働けば、厚生年金保険料を1年間払うごとに、将来受け取る老齢厚生年金は年額で約1万6500円(平均標準報酬額25万円×5.481/1000×12カ月)増えていきます。

老齢基礎年金の部分は、1年間国民年金に加入するごとに年額1万9875円(79万5000円×12/480)プラスされます。したがって、20歳から60歳までは老齢厚生年金と合計すると、1年ごと、支給される老齢年金額は約3万6375円増えるということを覚えておいてください。

長い人生で、退職や失業をして厚生年金に入らないような働き方(アルバイトや自営業)に変わったとしても、国民年金保険料を毎月払い続けて老齢基礎年金を満額もらえる合計480カ月に近づけていきましょう。国民年金保険料を支払えない場合は、忘れずに免除・猶予申請を行いましょう。

また、もし会社員・公務員と結婚して扶養に入り国民年金の「第3号被保険者」になった場合は、その期間は国民年金保険料を支払ったのと同じ扱いになり、将来受け取る老齢基礎年金額に反映されます。

文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)

銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
(文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士))

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