「魚みたいに痩せた猫」がフワッフワに劇的チェンジ、雪に閉ざされる前に…山中に残った猫を救え

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2023年12月05日 16:00  ORICON NEWS

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保護され丸刈りになった猫、魚のようにぺったんこなお腹(写真:ねこけんブログより)
 どんどん冷え込みが厳しくなり、場所によっては雪も降り始めたこの冬。愛媛のとある山では、亡くなったおじいさんが世話していた猫たちが取り残されたまま。保護団体の手で命に危険がある猫がまず、保護されたが…。ガリガリだった猫が驚きの変貌を遂げた様子、残った猫たちの状況とは?

【ビフォーアフター】「まるで別猫!」魚みたいなガリガリ猫がフワッフワ!(涙)、舌ペロもカワイイ幸せ笑顔

■山中に住んでいた猫、汚れきりやせ細るも保護されフワッフワに

 もともと、山の中に住む90代のおじいさんが猫にゴハンをあげていたが、その人が亡くなり、身内が山まで世話をしに行っていたとのこと。多頭飼育崩壊に近い形で15匹もの猫がいたが、身内も冬には山に行けない。猫たちは少なくとも1ヵ月ほどはゴハンをもらえない期間があるという。

 そんな中から保護されてきたのが、ガリガリに痩せこけた老猫だった。『ねこけん』代表理事・溝上奈緒子氏によると、「カリシウイルスに感染して口や歯の状態が悪化。毛づくろいもできなかったようで、体中ガビガビ。汚れきった毛玉だらけの長毛を刈ると、それだけで1キロくらいありました」とのこと。『ねこけん』が協力して行われていたTNR(捕獲・不妊去勢・戻す)で連れてこられた猫だが、とても元の場所に戻せる状態ではなかった。

 こうして保護され、東京の『ねこけん』にやってきた老猫。汚れた毛をバリカンで丸刈りにしたところ、出てきたのは「まるで魚」のように薄っぺらな体だった。でも、よく食べるこの猫は、「保護したときは1.8キロしかなかったのが、すぐに3キロくらいに増えました」というように、みるみる回復して元気になっていった。

 そして保護から3ヵ月。先日『ねこけん』ブログに投稿された写真には、毛並みはフワフワ、ふっくらした可愛らしい猫に変貌した姿が写っていた。「ゴハンをあげていたおじいさんが可愛がっていたのでしょう。すごく人に慣れた、人間が好きな猫なんです。人が好きで近づきすぎて、なかなか写真が撮れないほど」だという。

 この猫は、保護されて治療してもらい、温かい場所でゴハンをお腹いっぱい食べられるようになった。だが、山に残った猫たちは?

 「他の猫も保護したいのは山々ですが、おそらくみんなカリシウイルスを持っているだろうし、他の猫と一緒にできない。すべてを救うことが難しいのが、本当に悩ましいところ」と、溝上代表も苦悩を覗かせる。『ねこけん』とTNRを行った愛媛の団体、愛・CAT(・はハート)でも、保護場所は満杯の状態だという。

 山の気温がどんどん下がり、雪が散らつき始めた現在。愛・CATはせっせと山に通い、これ以上猫が増えないようにとTNRを進めている。そして、雪が降るぎりぎりまで山に登り、ゴハンをあげ、寒さに備えて猫ハウスを設置している。ただ、元飼い主のおじいさんの身内によると、雪が積もるとほとんどの人が山に登れないのだという。

 日が差すと少し温かく、猫たちは日向ぼっこをしながら気ままに過ごしているようだ。だが、冬本番はこれから。深い雪に閉ざされる前に、可能な限りの備えをしてあげたい…そうして、日々、愛・CATは山に登る。

 ブログでは、「本当はこの子達を全部保護したい…でもそんな保護場所の余裕はありません。愛媛県松山市、愛CATさんの近辺の皆さま! 是非預かりボランティアにご協力、ご参加をお願いします」と切実な訴えがなされている。

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  • たとえ害獣であっても駆除するのは自治体の許可が必要、というだけ。個人が「邪魔だから」殺していいとはならない。
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