“俺の嫁”はポケットに 小さな立体ディスプレイ「Looking Glass Go」が魅惑的すぎた AI連携で会話も

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2023年12月07日 07:51  ITmedia NEWS

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「Looking Glass Go」

 写真や映像を立体で楽しみたいというのは、数ある人類の夢の1つといっていいでしょう。過去に何度もブームにもなったステレオ写真、数多の3Dテレビ、ゲームの「Nintendo 3DS」、3Dデジカメの「FinePix REAL」なんていうのもありました。


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 それは今では「Meta Quest」に代表されるVRヘッドマウントディスプレイに受け継がれています。そしてLiDARを搭載したスマートフォンなら3Dスキャンまで行えることは細かく説明するまでもありませんね。


 きら星のような製品の中でも、裸眼立体視ディスプレイとして名を馳せたのが2018年に登場した「Looking Glass」でした。ただ、Looking Glassは実質開発環境が必須で、いわばデベロッパー向けの製品でした。そのLooking Glassが、満を持してコンシューマー版として送り出してきたのが、今回の「Looking Glass Go」です。


 このLooking Glass Go、日本ではクラウドファンディングサイトの「kibidango」と「GREEN FUNDING」で予約可能となっています。動画を見て、こっち方面が好きな人であれば、もう即ポチしているのではないかと思われます。


 その証拠にクラファン開始から1日で達成率555%(6日午後10時時点)となっています。そう、3D立体視好きな人たちをすでにこれだけひきつけているわけです。


 では、Looking Glass Goの魅力をいくつかに分けてお伝えしましょう。なぜ、「空間AIディスプレイ」とうたっているのかも分かると思います。


●とにかく小さく、そして薄く縦になった


 Looking Glass Goの大きさは、スマホサイズと思ってもらって問題ありません。そして、そこから裸眼3D立体視ディスプレイがリフトアップしてくると思ってください。


 特筆すべきは、ディスプレイの薄さ。しかもバッテリーで動くし、モバイルバッテリーも使えます。ホントに持ち運べるサイズと仕様です。


 もちろん、デスクトップのお供としても最適です。そして、こういった用途を考えるとディスプレイは自然と縦になるんです。これは実物をみて、いちばん腑に落ちたことです。


 この縦は実にいいです。それにポートレート写真といえば縦ですし、モナリザだって縦画像ですからね。


●スマホだけでも使える


 Looking Glass Goは、Wi-Fiを内蔵しており、基本スマホのみで動きます(PCにもつなげることも可能)。Looking Glass社が提供しているサービス(後述)は、Webサービスが多いので、ブラウザでそのまま使えます。また、3Dスキャンアプリ「Luma AI」との連携も予定されています(むしろこっちが本命か)。


●過去の写真でも立体視可能


 Looking Glass Goは、すでに公開されている3Dデータを共有するサービス「Looking Glass Blocks」と連携します。そしてポイントは共有するだけではなく、このBlocksで手持ちの写真などを3Dデータに変換できること。


ここですよ、ここ。なにかの専用カメラとかで撮影した写真じゃないと対応しない! とかではないんです。AIありがとう。


●アニメーションにも対応


 写真だけではありません。アニメーションにも対応しています。こんなのまさにVTuber向けのプロダクトですよ。


 もう、Looking Glass GoとVTuberが連携したら……と想像せずにはいられません。なお、メディア向け説明会のときには、その場でPCとつないでUnity経由で「ユニティちゃん」を動かしている方もいました。ということは? と夢が広がると思います。


●ChatGPTを使って3Dキャラと会話もできる


 そして、ただ3Dキャラを動かしても仕方がないよね! ということで、ChatGPTなどとつないでおしゃべりすることもできるプラットフォーム「Liteforms」も用意されています。つまり、アバターのアシスタントが裸眼3D立体視ディスプレイに降臨するわけです。


 はい、未来です。


 なお、これは別にChatGPT限定ではなく、いいパートナーがいれば随時、他のAIとの連携も検討するということでした。


 最後に。これは完全に余談ではあるのですが、3D立体視ディスプレイには個人的にはつらい体験があります。それは任天堂の3D対応ゲーム機「バーチャルボーイ」のことです。いや、バーチャルボーイの「マリオズテニス」のことです。


 このゲームは奥行きという3D空間の特徴を伝える要素とテニスという競技が持っている特性がベストマッチした名作であり、私はハードモードのトーナメントを全キャラで1ゲームも落とすことなく優勝できるほどの腕前でした。


 しかし、バーチャルボーイを持っている人が周囲にいなかったので、そのプレイをだれにも見せることができなかった。これは悲しかった。人生で5本の指に入る悲しい出来事です。


 でも、裸眼3D立体視ディスプレイなら、そんな悲しい思いをすることはありません。持ち運んで、横にいる人に見せることができます。この1点だけでも、私はLooking Glass Goは最高と言わざるを得ないのです。


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