2024年の漢方薬トレンド、注目カテゴリは「フェムケア」 女性の健康問題に対する需要が増加傾向

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2023年12月07日 10:55  ORICON NEWS

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「KAMPO OF THE YEAR 2023」
 漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社が、今年最も注目された漢方薬を発表する「KAMPO OF THE YEAR 2023」を開催した。

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 同社では、漢方薬の最新動向を「KAMPO OF THE YEAR」として取りまとめ、2022年末に初めて発表。この企画は、漢方薬市場の動きから生活者が抱える不調を読み解き、独自の視点で漢方のトレンドを予測することを目的に、漢方薬を通じて1年を振り返るきっかけになればとの想いで実施されている。

 まず代表取締役社長の草柳徹哉さんが登壇し、本格的に“脱コロナ”の時代を迎えた 2023 年の「漢方薬の市場動向」について説明。国内の漢方薬市場は2023年も引き続き増大し、OTC(一般用医薬品)での需要は20代から80代まで全世代で伸長していると述べた。その理由について「自分の体をきちんとケアしていこうというセルフメディケーションの意識が徐々に強くなってきていること。また漢方は自然天然のものを使いますので、比較的オーガニックな流れの中で受け入れやすい背景もあると思います。さらにSNSなどの普及で漢方の情報を取りやすくなってきたことも、購買あるいは処方を検討される方が増える要因であると考えます」と語った。

 続いて、ヘルスケア事業部マーケティング部課長・砂橋久瑠実さんが登壇。2023年に最も売れたヒット漢方として「葛根湯」「防風通聖散」「芍薬甘草湯」などを紹介し、2024年以降の漢方トレンド予測について解説した。

 このトレンド予測で、最も注目されるカテゴリーは「フェムケア(女性が快適に過ごせるようサポートすること)」だ。同社の調査によると、20〜60代の働く女性の実に41%が「プレゼンティーズム(欠勤には至っていないものの、健康問題が理由で生産性が低下している状態のこと)」で苦しんでいるという。主な理由は月経不順・月経痛、更年期などだが、そうした女性特有の疾患に対応する漢方薬の需要は増加傾向にあると説明された。また詳細は未発表だが、2024年にフェムケア関連の新商品も予定されているようで、「働く女性を応援できるような商品そしてサービスを、来年度も進めていきたいと思います」と力強く語った。

 最後に、草柳さんが今後の漢方薬の展望について次のように述べた。

「日本の大きな社会課題として、労働人口が6000万人を切り、どんどん働き手が少なくなっている現状があります。そうした中、女性がより元気に毎日を過ごし、働くことのできる社会、あるいは高齢者の方が65歳になっても元気に働ける社会を作るために、少しでも漢方薬を役立てていければと思います。主に女性や高齢者の方々に、漢方の良さをしっかりとお伝えしていきたい思いが強いです。またゲームやスマホなどで眼精疲労に悩む若い方にも漢方を活かせる可能性はありますので、しっかりご提案をしていきたいと考えています」

取材・撮影/水野幸則

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