SNSで「かわいい」とバズり中の“ぬいぐるみクリーニング”、熟練職人の「ふわモフ」へのこだわり

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2023年12月08日 08:10  週刊女性PRIME

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SNSでバズった、職人による『しろたん』への仕上げのアイロンがけの様子。極上の手触りにするため、スチームを当てて毛並みをそろえている

 日常の気になる疑問を解決! SNSで「かわいい」とバズり中の“ぬいぐるみクリーニング”って、どんなもの? ネットで洗濯.com 岩本篤さんに話を聞いた。知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.SNSで「かわいい」とバズり中の“ぬいぐるみクリーニング”って、どんなもの?

A.熟練職人が、汚れ落としだけでなく修理も。買った当時の“ふわモフ”を目指して苦心しています。

(ネットで洗濯.com 岩本篤さん)

 男性の職人が真剣なまなざしで『しろたん』や『ちいかわ』のぬいぐるみにスチームアイロンを当てる投稿がX(旧Twitter)で4万もの“いいね”を集めて話題になった。投稿主である宅配クリーニング店「ネットで洗濯.com」の岩本篤さんに、ウワサの“ぬいぐるみクリーニング”について聞いた。

「弊社ではぬいぐるみを20年以上前から扱っていて、現在は年間8000点ほど受注しています。ぬいぐるみをはじめ、難しいといわれる撥水加工が施されたアウトドア用品、ヘルメット、スーツケースなど、一般的なクリーニング店が扱わない特殊品を専門にしています」(岩本さん、以下同)

 真っ黒に汚れてしまったぬいぐるみも、購入時のようなふわふわな状態に戻してくれるという。

「当店はまず、専門スタッフがお客様のご要望を伺います。汚れ落としだけでなく、綿詰めや修理も行うので、例えば綿はこのくらい入れてほしいなど、微妙な加減を確認。ご要望を踏まえ、汚れや素材に合った洗い方を計画して作業します。1体1体やさしく手洗いをして、シミ抜きを行ったら乾燥工程へ。

 ぬいぐるみはデリケートで乾燥機にはかけられませんから、1〜2日ほど自然乾燥させます。その後、修理を行い、ブラッシングとアイロンがけをして完成です。

 普通のワイシャツであれば1〜2日で仕上がりますが、当店のぬいぐるみクリーニングは最低1週間はいただいています」

 料金はサイズで異なるが、全長40cmの場合は2970円〜。決して安い金額ではない。

 実は、ぬいぐるみは洗濯表示のある洋服と違い、洗う前提でつくられていないのでクリーニングの難易度が高い。最適な水温や洗剤などが書かれていないので、汚れや素材に合った洗剤選びから始まる。洗い方も千差万別で手間がかかるのだ。

ぬいぐるみへの愛情「うちの子をよろしくお願いします」

 また、持ち主の愛情も格別に強いのがぬいぐるみ。

「ネットで申し込まれる際にぬいぐるみとのなれそめを書かれるお客様が多く、みなさん“うちの子をよろしくお願いします”と表現されます。生まれたときから一緒で、20〜30年前のものは当たり前。ご家族という認識で依頼されますから、私たちも“ぬいぐるみファースト”で、生き物を預からせていただく緊張感を持って対応しています」

 クリーニングに出すほどではないけれど、汚れが気になる場合、おうちでできるお手入れの方法はあるのか?

「バスタブに水を張って、衣類用の中性洗剤を入れて押し洗いしてください。その後、必ずネットに入れて洗濯機で3分くらい脱水を。ネットなしで脱水にかけると、遠心力がかかって頭と胴体がバラバラになってしまうことも」

 また、ぬいぐるみ1体だけで回すとバランスが崩れて洗濯機が止まってしまうので、脱水前の濡れた洋服を対面に入れて回すとうまく脱水できるという。陰干しして乾いたら、ブラシで毛並みをそろえると、よりふわふわに。

 ただし、10年以上前のものは生地や縫製が劣化して弱っているので避けたほうがいいそう。

「中に機械や針金、重りが入っているものも、専門クリーニングにご依頼いただけると安心かと思います」

取材・文/小新井知子

このニュースに関するつぶやき

  • オークションで買ったボロぬいぐるみを再生するために綿を抜いていたら 恐竜のオモチャやシールなどが綿の中からゾロゾロ出てきたのは面白かった。
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