ロッテ・大下誠一郎「また違う野球ができる新しい感覚」現役ドラフトによる移籍はプラス

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2023年12月08日 10:01  ベースボールキング

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秋季練習中、練習の合間にカメラを見つけてグーポーズを決める大下誠一郎選手[撮影=岩下雄太]
 12月8日に第2回現役ドラフトが開催される。昨年行われた現役ドラフトでロッテに加入した大下誠一郎は「(現役ドラフトによる移籍が)プラスか、プラスじゃないかと言ったらプラスですよね。今までのオリックスと違って、また違う野球ができる新しい感覚」と、環境が変化したことがプラスに働いた。

 オリックスからロッテに現役ドラフトで移籍が決まった際、「正直最初は戸惑いはあったっすよ」と吐露。「自分が慣れてない球団にいくわけやから、ましてや今まで敵でやっていたチームだから。どんな感じなのかなと思いましたけど、入ってしまえば関係ないなと思ったので、コミュニケーションをとりながらという感じですかね」と振り返った。

 得点時に色々な選手が右手でユニホーム胸のMを叩き、左手を突き上げるポーズを行なっていたが、これは大下が考案したもの。「松川って松川虎生じゃないですか、DJKOOです」とTRFのDJKOOさんのKOOが同じ発音ということで松川虎生のことをDJと呼び、勝又琉偉には「勝又、カツマティー、勝つマーティン、マーティンです」と独特のニックネームで試合中、打席に入る選手たちを応援した。ムードメーカーとして、今年1年声を出し、盛り上げ続けた。何年もマリーンズにいたような存在感を放った大下だが、実は人見知りな性格だという。

 「最初キャンプから1週間は喋れませんでした。周りから見たらワイワイやってるのかなと思うけど、実際最初はめっちゃ緊張したし、溶け込みにくいというか難しいですよね。人間関係って一番難しい。自分が合う、合わないもあるし、向こうがどう思ってるかわからないじゃないですか、俺のことを合うと思っているのか、合わないと思っているのかもあるし、その中でもみんな声かけてくれたっすよね」。

 その中でも、田村龍弘は試合前練習で、大下に積極的に声をかけることが多かった。田村は「(大下)誠一郎にしてもオリックスから来て一人で寂しいと思うしそういう声かけとか、ブロッソ―とかにしてもそうですけど、孤独にならないようにと思ってやっていますけどね」と、田村に限らずマリーンズで長くプレーする選手たちが、移籍組がプレーしやすい環境を整えた。

 大下もチームメイトからの声かけに「だいぶありがたいですよ。誰も知らない状況の中に入るから、転校生みたいな感じじゃないですか。知っている人が中には何人かいたけど、それでもちょっと違うじゃないですか」と、感謝した。

 大下はロッテというチームは「やりやすいチーム。みんな普通に接しやすい」と話す。現役ドラフトで加入した大下だけでなく、近年は移籍組が活躍する傾向にある。もともと選手たちが持っているポテンシャルを発揮しやすい環境といえるだろう。

取材・文=岩下雄太

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