コーセー「薬用 雪肌精」の化粧水が新有効成分の開発で初のリニューアル 肌荒れ・美白を同時に実現

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2023年12月08日 13:11  Fashionsnap.com

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薬用雪肌精 ブライトニング エッセンスローション

Image by: 雪肌精
 コーセーが「薬用 雪肌精」のロングセラー化粧水を、1985年の誕生以来初めてリニューアルする。新たに「美白」効能の承認を得た甘草由来の有効成分を配合し、肌荒れ防止と美白を同時に叶える新製品「薬用雪肌精 ブライトニング エッセンスローション」(医薬部外品、200mL 税込3850円・350mL 同5940円※いずれも編集部調べ)として2024年3月1日に発売する。全国の取扱店および公式オンラインショップ、 Maison KOSÉなどで取り扱う。

 雪肌精ブランドの第1弾製品である化粧水「雪肌精」は、 さまざまな植物成分を組み合わせて配合し、 日常的に継続して使う“和漢発想”を取り入れた高機能化粧水として1985年に誕生。「雪のように透明感あふれる美しい肌を届けたい」という思いを込め雪肌精と名付けたという。近年では、雪肌精として、俳優の新垣結衣やフィギュアスケートの羽生結弦選手、大リーガーの大谷翔平選手を起用し、性別や年齢、国や地域を超えたジェンダーレスブランドとして発信。雪肌精の化粧水は、累計出荷数6700万本(発売〜2023年11月末時点、各サイズ品・限定品含む)を記録する。
 小林一俊社長は「昨今はジェンダーレス化粧品への注目度が高まってきているが、雪肌精は誕生当初から多くの男性ユーザーを抱えている。そういった意味ではジェンダーレス美容の先駆け的なブランドである」と述べる。一方で誕生以来、リニューアルを行わなかった理由として、「私自身、雪肌精のデビューの翌年にコーセーに入社したこともあり、雪肌精に対する思いはどの社員にも負けない」と強い期待を語った上で、「高い機能性を持つ自信のある看板商品だからこそ、容易にリニュアールには踏み切れなかった」と振り返る。刷新の決め手は「新たな有効成分を開発できたこと。開発が始まったと聞いたときは、雪肌精の歴史を変えるものになるだろうと思った。製品化まで16年かかったが、自信を持ってお届けできるものができた。100年続く、ロングセラーにしていきたい」と意気込みを語った。
 キーとなる新成分は、長年にわたる和漢植物の王様とも称される「甘(カン)草(ゾウ)」にまつわる研究の末、「肌荒れ防止」に加えて新たに美白効能の承認を得た甘草由来有効成分(グリチルレチン酸ステアリル SW)。みずみずしい肌への高い浸透力はそのままに、新たに美白・肌荒れケアを同時に叶える。使うたびに肌にうるおいをもたらしすこやかさを保つことで、透明感のある肌へと導く化粧水へと生まれ変わった。また甘草由来有効成分と植物性エモリエント成分を微細なカプセルで包み、従来のウィークポイントであったしっとり感のある使い心地へと進化させた。さらに国産ハトムギエキス(保湿)を高濃度で配合することで乾燥によるくすみもケア。香りは、既存に引き続き爽やかなナチュラルフローラル調を採用した。
 なお製品容器は、既存の丸みのある形状と“雪肌精ブルー”を踏襲しながらモダンさをプラスしたスタイリッシュなデザインに。容器と外箱にバイオマスプラスチックとFSC認証紙を採用するなどサステナブルな素材にもこだわった。
 現在の雪肌精ブランドは中価格帯として、今回刷新した化粧水を要する「雪肌精」と、2020年にデビューした、毛穴ケアタイプと敏感・低刺激タイプの2タイプを揃える「雪肌精 クリエウェルネス」シリーズを展開する。小林社長は「薬用 雪肌精が進化したこともあり、さらにウェルネスシリーズの毛穴ケアタイプとの差別化が難しくなってきた。ゆくゆくは毛穴ケアタイプは雪肌精シリーズに集約していく」と語る。一方で、敏感・低刺激タイプはニーズが拡大していることから継続して販売する。

■雪肌精:公式サイト

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  • アジアで人気だったが、最近は韓国コスメに押されているからね。
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