子どもたちを遊ばせて、大人はのんびりして、楽しい時間を過ごせたと思います。子どもたちは久しぶりに会った友達と、大はしゃぎでした。きっといい思い出になったことでしょう。……問題はここから。
BBQが終わり、費用の徴収が幹事のアサカワさんからありました。
「スーパーで買い物したお金なのだけれど、ひと家族1万円でいいかな?」
会場費を入れて、ひと家族1万円。ウスイさんのお家は子どもは4人ですが、1人は赤ちゃん・1人は未満児なので、実質2人分と言っていいでしょう。その点で、全員が同じ金額になることには特に疑問はありませんでした。ですが……。お肉や野菜は大型スーパーのもので、特別高級な材料ではなかったはずです……。
「それじゃあ楽しかったよ、またね〜」アサカワさんは早々に車で帰ってしまいました。一同に気まずい雰囲気が流れます……。食べ物にお金がかかることはもちろんわかります。費用を割り勘するのは当たり前です。しかし、1万円分食べたかと言われれば、そうではないような気がするのです……。飲み物は各自用意したし、食材も子どもたちのおやつもそんなに高いものではなく、ごくごく庶民派の、普通のスーパーで買ったものばかり。BBQ会場もお手軽な価格設定です。もちろん交通費も自腹、差し入れやわが家のBBQグッズも自腹。何にそんなにお金がかかるのかわかりませんでした。
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どうもクラフトコーラを飲んだ人は誰もいないようです。それどころかクラフトコーラが今どこにあるのか、わかりません。誰かよそのグループが持っていった? いえいえ、私たちのテーブルに近づいた人は誰もいなかったはずです。その日はそれで解散となりましたが、全員にモヤモヤした気持ちは残ったのでした。このBBQ……どう思いますか?
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ