再生回数500万超えのスゴ技も!リフティング動画の制作は「すべて自分でやっています」眞嶋優が考えるコツは「最初の0.5秒が重要」

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2023年12月21日 10:51  webスポルティーバ

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俳優・眞嶋優 インタビュー後編(全2回)

 幼少期からサッカーに親しむ俳優の眞嶋優さんは大学生の頃からフリースタイルフットボールの練習をスタート。SNSに投稿した彼女のリフティング動画が国内外に拡散され、フリースタイルフットボール公認アンバサダーにも就任している。インタビュー後編では、彼女のフリースタイルフットボールに対する情熱を語ってもらった。


【毎朝公園で黙々と練習】

ーーフリースタイルフットボールとの出会いは?

眞嶋優(以下同) 中学1年でサッカー部をやめてからしばらくの間、ボールを蹴っていなかったのですが、18歳の頃にテレビでフリースタイルフットボールの特集をたまたま見て、すごいなって。私もあんな技ができるようになりたいと思って、練習を始めました。

ーーサッカーをやっていた時からリフティングは得意でしたか?

 全然得意じゃなかったんです。右足は50回くらいできたんですが、左足は全然ダメ。最初にSNSにアップしたリフティングの動画は、右足で(ボールを)ちょんちょんとして、そのあとにヒールリフトをして終わる、という簡単なものでした。新しい技をマスターするには両足を使えなければいけないので練習を続けました。

ーーどのように練習したんですか?

 朝型なので、朝ごはんを食べたあとに近所の公園へ行って、毎朝1時間から1時間半ほどひとりで黙々と練習していました。いろいろな技ができるようになると、そこで満足してしまいがちで。練習は地道なので少し飽きてしまったら、無理に続けずに休むこともあります。そんな感じで徐々に上達していったんです。

ーーどんな技が得意ですか?

 立って行なう技が得意かなと思います。ボールをまたいだり回したりする技が得意で、とくに「クリッパーストール」(ボールを交差した足のインサイドで止める技)が得意です。

【SNS動画からリフティングが仕事に】

ーーフリースタイルフットボールが仕事につながっていった背景は?

 SNSに投稿した動画で好評をいただいたので、月1回は新しい技の動画を公開できるように頑張っていました。するとある時、フリースタイルフットボール協会からイベントに誘っていただき、それからリフティングの仕事が始まりました。

ーーそれが8年ほど前。当時は女性のフリースタイラーはほとんどいなかったですよね。

 女性はほとんどいませんでしたし、SNSで見かけることもありませんでした。動画に対する「すごい!」という声が純粋にうれしくて、もっとスキルを磨くために練習を続けました。新しい技に初めて成功した時の喜びはすごく大きいです。

ーー 一方でフリースタイルフットボールのつらいところは?

 ひとりで練習するのは孤独ですし、技を習得する段階では、はじめは進歩が感じられて楽しいんですが、あるレベルに達すると急に難しくなります。練習をやめたくなることが何度もありましたし、今でもそういう時はあります。

ーーどうやって自分を励ましていますか?

 サッカーボールから1週間も離れると、自然とまた触りたくなります。それで、やっぱり好きなんだなと思って、再開してますね。あとは、カッコいい技を見つけると、練習したくなりますね。

 また、動画を見て「子どもがリフティングを始めました」とか「繰り返し見ながら練習しています」、「やりたくなってボールを買いました」というコメントをもらうことがあります。地道な普及活動になっていると感じて、励みになりますね。

【再生回数500万回の動画も】

ーー再生回数が500万回を超えるショート動画もありますね。

 予想以上の反響でした。SNSの影響力はすごいと思います。日本だけでなく、韓国、インドネシア、台湾、ブラジルなど、世界中の人々が見てくれています。言語は通じなくても、ポールを使ったコミュニケーションができると感じています。

ーー動画がバズるコツはあるのでしょうか?

 最初の0.5秒が重要だと思っています。その間にインパクトを与え、視聴者の方にもう少し見てみようと思わせることが大切かなと。1〜2秒経っても同じことをしていると飽きてしまうので、場面転換も工夫しています。編集や曲選びも重要で、すべて自分でやっています。

ーーフリースタイルフットボールだけでなく、JFA公認C級コーチ、4級審判員資格と指導者ライセンスも取得されています。

 サッカー教室やイベントへの参加依頼をいただきましたが、これまでに指導する経験がなかったため、どうやって教えるか、説得力を持たせるか、を考えました。トレーニングメニューを学ぶためにライセンスを取得することにしたんです。

 講習はとてもハードでしたね。1週間の講習は午前中が講義、午後からは実践的なトレーニングで、まるで部活のような毎日でした。C級ライセンスをとれたので、さまざまなサッカー教室でアシスタントとして教えることができたらいいなと思っています。

ーーさて最後の質問です。サッカーやエンターテインメント業界での将来の目標を教えてください。

 サッカーでは、女子サッカーの普及と魅力を広めたいと考えています。動画やイベントなど私にできることを通じて、子どもたちにサッカーの楽しさを共有できたらいいなって。

 芸能界では演技が好きなので、さまざまな作品に関わりたいと思っています。アクションのスキルを磨いているので、アクション作品にも出演したいです。将来的にはサッカーの作品にも吹き替えなしで挑戦してみたいです!

終わり

インタビュー前編<リフティング動画が大バズり→公認アンバサダーに就任! 眞嶋優は一度サッカーから離れるも大学時代に再び練習を始めた>を読む



【プロフィール】
眞嶋 優 ましま・ゆう 
俳優・タレント。1997年、群馬県生まれ、埼玉県育ち。映画、ドラマ、テレビバラエティ、ラジオなど幅広く活動している。JFA公認C級コーチ&4級審判員資格を取得、フリースタイルフットボール公認アンバサダーにも就任し、サッカー関連番組の出演多数。特技のフリースタイルフットボールの技をSNS投稿し、海外フォロワーも増加中。俳優としては新たにアクションに挑戦し、多岐に渡り活躍の場を広げている。

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