今大会の優勝候補筆頭にも挙げられる静岡学園は3分、セットプレーの流れからボックス近辺の攻防が続くと、左サイドから上がったクロスにニアサイドの大村海心が右足で合わせて先制。その後も攻勢を続けると16分、パスワークによる中央突破から最後はスルーパスに抜け出した野田裕人が冷静にネットを揺らし、加点に成功した。
対する明徳義塾も25分すぎに押し込む展開を作り、セットプレーから決定機を迎えたがゴールライン上で森��澄晴のクリアに遭い、ゴールを破ることができない。すると迎えた後半、川崎フロンターレへの入団が内定している静岡学園の“エース”神田奏真が牙をむく。後半開始早々のシュートは左ポストに嫌われたが、50分に右サイドから野田が上げたクロスに神田が頭で合わせてリードを広げると、その3分後には再び野田のクロスに神田が頭で合わせ、4−0とした。
勢いに乗る静岡学園は70分、左サイドでCKを得ると、ニアサイドに飛び込んだ大村が頭で合わせて、この日2点目となるゴールを奪取。さらに後半アディショナルタイムには高田優が左足でゴール右隅に直接FKを沈めた。この日が誕生日だった神田の2得点などで静岡学園が6−0で勝利し、2回戦へ進出。31日に浦和駒場スタジアムで行われる2回戦では、広島国際学院（広島）と対戦する。
【スコア】
静岡学園（静岡） 6−0 明徳義塾（高知）
【得点者】
1−0 3分 大村海心（静岡学園）
2−0 16分 野田裕人（静岡学園）
3−0 50分 神田奏真（静岡学園）
4−0 53分 神田奏真（静岡学園）
5−0 70分 大村海心（静岡学園）
6−0 80+5分 高田優（静岡学園）
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