亡くなったニシキヘビを抱きしめて悲しむ飼い主の姿に「思った以上に涙が出る」(マレーシア)<動画あり>

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2024年01月03日 16:01  Techinsight Japan

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最愛のペットだったニシキヘビの亡骸を我が子のように抱き寄せる飼い主(画像は『WORLD OF BUZZ 2023年12月29日付Instagram「In a recent tweet by @/mynewshub」』のスクリーンショット)
爬虫類をペットとして飼う人は珍しくないが、このほどマレーシアでニシキヘビを飼っている男性の写真が人々の涙を誘っている。男性は20年間一緒に過ごした最愛のペットが息絶えてしまったことで悲しみに暮れ、愛おしそうに巨大なニシキヘビの亡骸を抱きしめていた。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが伝えたが、テックインサイト編集部ではこの男性に直接話をうかがった。

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マレーシア、ペナン州バリク・プラウ在住のモフド・レズアン・アブドゥラさん(Mohd Redzuan Abdullah、39)は、ニシキヘビを飼っていることで地元では「マレーシアのターザン」と呼ばれている。彼はニシキヘビを何匹も飼っているが、特に愛情を注いでいたのは体重240キロ、体長7メートル以上もあるメスの“ミス・キア(Cik Kiah)”だった。

モフドさんは2020年10月、マレーシアのニュースメディア『Coconuts KL』の取材に応じた際、ミス・キアがまだ小さかった時に捕まえたと明かしており、「マレーシア半島野生動物国立公園局」の許可を得てミス・キアを飼うことにしたそうだ。当時のモフドさんは、「ミス・キアをただただ、愛している」と溺愛ぶりを語っていた。

ところが、そのミス・キアが12月27日に老衰により息絶えてしまった。モフドさんによると、ミス・キアは2、3日前から体調が悪化して腹部が膨らんでいるように見えたそうだ。その日の午前10時頃、ミス・キアの様子を見にきたモフドさんはもうこの世にいないことを知り、大きな悲しみに暮れた。


20年もの間、一緒に過ごしたモフドさんにとって、ミス・キアは単なるペットではなく最愛の家族であり、我が子のように思っていたという。SNSでは、亡きミス・キアの顔に自分の顔を寄せて愛情深く抱き寄せるモフドさんの姿を捉えた写真が拡散され、ユーザーからはこのような声が寄せられた。

「いくつかある写真の中で、抱きしめている写真が一番心打たれるわ。思った以上に涙が出そうになる。」
「ヘビだとしても思った以上に悲しさが込み上げてくる。20年といったら、人間なら大学生に成長しているはず。」
「本当に悲しい。彼がヘビを世話していた20年は、とても長い時間だ。もう自分の子供のように感じることでしょう(涙)」

一方で「悲しいけれど、ヘビということでちょっと心から悲しめない」といったコメントも届き、ヘビが犬や猫と同じように飼い主に愛されているという事実を受け入れられない人もいた。しかし写真からは、モフドさんのミス・キアへの想いが全身から溢れ出ており、悲しみを一緒に分かち合おうとする人が多数いたようだ。


なおテックインサイト編集部では、モフドさんにミス・キアとの思い出や人間と野生動物の絆についてうかがったところ、次のように明かしてくれた。

「ミス・キアとはたくさんの思い出があります。私はミス・キアのおかげで爬虫類の飼い主から広く知られるようになり、様々な年齢層の人々から目を向けてもらえるようになりました。これによって多くの人が野生動物や絶滅の危機にある動物たちについて関心を持ってもらえるようになりました。また私自身はヘビたちによってSNSで収益を得られるようになったので、彼らは私の心の拠り所なんです。」

「ミス・キアは野生で誕生しましたが、私はミス・キアと愛情を築くことができ、同時に彼らも愛情を必要とすることに気付かされました。そして私の子供たちに対しても野生動物が愛情を必要としていると教え、さらに他の生物との愛情の育み方を教えています。」

「ミス・キアのような大きなヘビを含む動物たちを間近で見てもらうため、私は多くの人たちをここに招待しているんです。これによって世界中で野生動物との愛情による結びつきが広く知られるようになることを願っています。」

また、モフドさんは自身のYouTubeチャンネルでヘビたちの姿を紹介しており、12月28日に公開した動画では、亡くなったミス・キアの頭を何度も愛おしそうに撫でるモフドさんの姿が映っていた。

ちなみにマレーシアの英字紙『New Straits Times』によると、モフドさんは「ミス・キアから危害を加えられたことは一度もない」と語っており、ミス・キアの亡骸は1月9日までにマレーシア半島野生動物国立公園局が引き取りにくるそうだ。



画像は『WORLD OF BUZZ 2023年12月29日付Instagram「In a recent tweet by @/mynewshub」』『Lampung77.com 2020年7月23日付「Gadis Cantik Ini Pelihara Banyak Ular Piton Besar, Nggak Takut?」(Foto:Instagram@chalwa17)』『SAYS 2023年5月8日付「22-Year-Old Starts Her Own Mobile Petting Zoo To Educate The Public About Exotic Animals」(Image via Bernama (Facebook))』『New York Post 2023年3月14日付「I have a pet crocodile that acts like a dog ― she even sleeps with me」(Jam Press/@turtlesandcrocs)』『WallytheAlligator 2022年8月27日付TikTok「Wally loved spending the day in Love Park, Philadelphia !!」』『Metro 2021年9月28日付「Runaway iguana rescued from pub after scaling roof for a sunbathing session」(Picture: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

このニュースに関するつぶやき

  • しかし、老衰なら寿命みたいなものだから、まだあきらめもつくでしょう、2日の旅客機事故で預けたペットみたいな話だった日には…(T_T)
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