2024年の「激安底値カレンダー」を発表! 今年の一番お得な「買い時」はいつ?

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2024年01月06日 08:50  週プレNEWS

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空前の物価高を生き抜く!「激安底値カレンダー2024」をチェック!

コロナ禍と戦争による混乱、物価高で「買い物の常識」はすっかり様変わり。激動の時代には「情報」と「知恵」を持つ者が勝つ! というわけで、各業界の賢人たちが今年の「底値ネタ」を大放出。マジで保存版です!

■トランプ優勢で喜ぶ業界も?

全国1億2500万人(推定)の激安ファンの皆さま、あけましておめでとうございます! 新春恒例のテッパン企画でございます。

ロシアのウクライナ侵略に続いてイスラエル・ガザ紛争まで勃発し、頼りのアメリカは大統領と議会の対立で混迷。しかも、今年11月の米大統領選挙ではトランプ政権復活の予兆も......。右を見ても左を見ても、世界は不穏な気配だらけです。

しか〜し、どんな時代でも逆転ホームランを打つチャンスはあります。大谷翔平が「後払い提案」でドジャースと1000億円契約を結んだ知恵と勇気にあやかり、この特集を読んで「出費減」と「生活満足度向上」の二刀流を実現しましょう!

では、おなじみの激安ハンター、じつはた☆くんだ氏の選手宣誓です!

「宣誓! われわれはプロの激安テクニックを全力で駆使し、低成長、不確実、円安、物価高の4難を乗り切るべく、12ヵ月分の"アレ"をお届けすることを誓います!」

なお11年の歴史がある本企画ですが、今年は緊迫する世界情勢を鑑みて、各月の定番品目や細かい価格予想はカレンダー式の一覧表に任せます。記事本文では激安エキスパートの皆さんに、各自の専門分野から激動の2024年全体を見通せる㊙情報をご披露いただきます!

まず、昨年もAIソリューション提供企業「ヘッドウォータース」(株価8倍!)の躍進を的中させるなど、時代を読む"神のアンテナ"を持つ某中堅証券会社の辣腕(らつわん)アナリストA取締役に、世界経済の展望を聞きましょう。

「今年は景気に好影響となるであろうアメリカの利下げ政策への転換が期待されています。前半は緩やかな景気回復。その後、11月の大統領選に向けてトランプ優勢の声が出てくれば、米自動車産業や建設業の関連株がジワジワ上がるはず。

この流れは日本国内の自動車産業を中心とした製造業にも好材料です。気になるのは東アジア地域の地政学的なリスクですが、これも米大統領選の結果が確定するまで動き出す可能性は低いとみています。

一方、生活防衛で重要なのが電気代です。1月から大手電力会社10社のうち5社(東京、北海道、中部、九州、沖縄)が値上げ。これを乗り切るには、小型電気ストーブやスポットクーラー、冷風扇といったピンポイントで効く"パーソナル家電"を導入して節電を意識しましょう」

■EV補助金はあるうちに使え!

電気といえば、今年は電動バイクや電気自動車(EV)がアツいとか。ここで登場するのが関西物流界の生き字引、現金卸おろし問屋のB専務!

「1月13日にカワサキ初のスポーツタイプ電動バイク『Ninja e−1』が発売される。価格は消費税10%込で106万7000円や。このままの値段やったら慌てて買うことはないが、特に東京在住者! もし買う気があるなら販売店に急げ!

なぜなら東京都に住民票がある人は、全国共通の『次世代自動車振興センター』の補助金(CEV補助金)12万円に加えて、東京都の『電動バイク普及促進事業』の補助金46万円、計58万円の交付を受けることができる。発売直後の新型電動バイクが半額以下で買えるわけや。

そして、どちらの補助金も今年度分の予算が尽きたら即終了! かといって大注目のカワサキ・Ninja初の電動バイクとなれば、年度明けの4月以降に買おうと思っても納車はいつになるかわからんぞ。こんなチャンスを見逃すやつはアホやで!」

続いて前出の証券会社A取締役からも、EV推しのコメントをいただきましょう!

「2024年がEVのブレイクポイントとなるのは間違いない。日本では国内新車販売台数にEVが占める割合は2%ほどですが、北米では7%、中国ではすでに30%を超えています。

そこで日本市場にも食い込んでいこうと、中国EV大手のBYDは低価格戦略車『ドルフィン』を昨年投入。さらに米テスラも400万円以下の低価格車『モデル2』または『モデルC』を近く投入する予定です。

独フォルクスワーゲンも『ポロ』クラスの400万円以下のコンパクトEV投入を準備しています。EVの低価格チキンレースがいよいよ始まるわけです」

ちょっと待ってください。それなら、EVはまだ買わないほうがいいのでは?

「次年度以降も同様の補助金があるとは限りませんよ! むしろ日本勢と海外勢が入り乱れて価格競争に入ったら、今の水準の補助金制度はもう続かないのではないかとみる向きもある。

日本の市場を牽引(けんいん)している日産の軽EV『サクラ』の場合、店頭価格は税込254万8700円ですが、電動バイクと同様、東京在住なら全国共通の補助金と減税に加え、都の再エネ電力導入補助金がなんと70万円もつき、ほぼ半額の130万円ほどで買えてしまいます。欲しいモノがあるなら補助金はあるうちに使え。これが鉄則です」(A取締役)

■ホタテ、フカヒレ、カニを大量ゲット

では、続いて物流業界の雄、某スーパーチェーンのC統括部長の出番です!

「今年は海産物でしょう! 昨年8月の原発処理水放出以来、中国が科学的根拠もなく日本産海産物の不買を続けているのはご存じのとおりです。当面は漁師さんも海産物加工業者さんも輸出向け在庫を抱えて我慢していましたが、もう倉庫代や冷凍のための電気代が限界に近づいています。

とはいえ、海産物は一度価格が落ちると相場を戻しにくいため、そうそう安く売るわけにはいかない。そこで、そろそろ登場するのが"ステルス値下げ"。具体的に言えば、増量パックや通販の活況が予想されます。

例えばホタテなどは、スーパーの店頭ではレギュラー商品をそのまま売りつつ、価格2倍で容量3倍以上の『特大バリューパック』を併売する。一方、一般の小売り流通ルートから外れる通販では、ホタテもフカヒレも値崩れを気にせず安売り!

『今回限り、2パック購入でもう1パックプレゼント! 3パック購入なら、なんとさらに3パックプレゼント!』といった手法も、在庫を一気に換金する際には使われるはずです。ポイントは、とにかく大量購入して友人とシェアすること!」

べ、勉強になります! ところで高級海鮮といえば、カニはいかがでしょうか?

「ウクライナ戦争の長期化の影響で、ズワイガニの価格が下がりそうです。22年2月の侵攻直後からアメリカはロシアの水産物を禁輸にし、米市場に出回るズワイガニはカナダ産に置き換わりました。例年ロシア産のカニ輸出量の4割超がアメリカ向けだったのですが、それが行き場を失ったわけです。

その"迷子ガニ"が、ここにきて中国や日本に格安で流れている。貿易統計を見ても、日本の昨年1〜10月のロシアからのズワイガニ輸入量は前年同期より3600t以上増えています。ロシアは悪いですがカニに罪はなし。今年は安くてウマいズワイガニが食べられるチャンスかもしれません」

たっぷりウマい海鮮を食べたら、今度は旅に出たい。中堅トラベルサイトのDサブマネジャー、お願いします!

「今年は祝日と土曜日の重複が少なく、1月6〜8日を皮切りに3連休以上の連休がなんと11回もあります! そこで注目なのが、2泊3日で行ける近場の海外旅行。まだ対ドルの円安傾向が続きそうなのでグアムは候補から外して、韓国、台湾、タイなどがオススメです。

一方、平日休み派の皆さんは新幹線の旅が格安です。2月14日〜3月14日の平日限定で、JR東日本が普通・快速列車、特急列車・新幹線の普通車自由席、BRTが1日間乗り降り自由になる『旅せよ平日!JR東日本たびキュン♡早割パス』をなんと1万円ポッキリで販売!

東京から青森に行って大間産のマグロを食べ、帰りに岩手・盛岡に寄って冷麺を食べてから帰京しても、交通費はたった1万円。使いでがありますよ!」

サイフもおなかも大満足!

■ファッション通販の仁義なき値下げ合戦

ところで、外出や旅の機会が増えてきたので洋服も新しくしたいです。前出の証券会社A取締役!

「コロナ禍のステイホームで多くのアパレルブランドが店舗整理・縮小を余儀なくされ、元気に生き残ったのは超高級ブランドと低価格主体の大量販売ブランドだけ。一方で、その間に一気にシェアを伸ばしていったのがファッション通販です。

ZOZOTOWNなど老舗サービスの成長はもちろんですが、特筆すべきは中国発のネット通販『SHEIN(シーイン)』が、ありえない激安価格で参入したこと。例えば、時期によってはメンズTシャツは300円台から、アクセサリーなどは100円から選び放題。価格ではとても一般小売店は太刀打ちできず、しまむらもGUも高級店に見えてしまうほどです(苦笑)。

こうなると、ごく一部の特殊な機能性や独自性、希少性を持つブランド以外は、もはや路面店で利益を上げることは不可能。今後アパレルはネット販売がメインで、家賃や人件費が必要な路面店はブランドイメージを伝えるアンテナショップという位置づけになるでしょう。

そして、通販部門では当然、かつてない値下げの嵐が吹き荒れます。物価高が叫ばれる昨今ですが、アパレル業界の2024年は、各ブランドが生き残りをかけた正念場の戦いになるでしょう」

それでは最後に、宣誓を担当してくれた激安ハンターの、じつはた☆くんださん! 得意分野の㊙ネタ放出、お願いします!

「家電・ガジェット業界の注目点は、欧州議会が22年に採択した充電規格を統一する法案に基づき、今年12月28日からEU圏内で販売されるスマホ、タブレット、ヘッドホン・イヤホン、デジカメなどの機器にUSB Type−C充電ポートの搭載が義務化されることです。

当然、予想されるのが、行き場を失ったminiUSB Type−Bやmicro USB Type−B(2.0)端子モデル機器の投げ売りです。実際のところ、Type−Cより充電時間が多少長い程度で、ヘッドホンの音質など性能は同じ。ここで旧規格モデルの高級品を手に入れておくのが最良です!

同じく、21年までに発売されたライトニング端子採用モデル最終版のiPadも狙い目です。必要十分な性能を持ちながら価格は大幅ダウン。秋以降は見つけたら即買いでしょう!」

これは耳寄り情報!

「それと、皆さんはコロナ禍の20年秋頃から深刻化した半導体不足の騒動を覚えていますか? あれ以来、なんとか不足分を補おうと、中国やアメリカが採算性を度外視して増産した半導体が、今や在庫過多で逆に"クズ値"で大放出されています。

この恩恵を受け、電気ポットやコーヒーメーカー、卓上電気鍋など通常1万円クラスの定番家電製品が、3000円以下という信じ難い超特価で市場に登場し始めています。たった数円で流通しているベーシック半導体と、定番品の使い回しの金型を利用した、いわば"スーパージェネリック家電"

デザインはシンプルで面白みこそありませんが、品質は問題なし! 半導体の在庫状況を踏まえると、11月あたりが売り切り超特価のラストチャンスでしょう」(じつはた氏)

しっかり情報を集めて知恵を絞れば、物価高でもワクワクな買い物&レジャーライフを送れること確実。それでは皆さん、また来年お会いしましょう!

取材・文/近兼拓史&本誌激安探究団

【表】「激安底値カレンダー2024」を全部見る

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