2年連続盗塁王の阪神・近本 5度目のタイトルとなれば“虎の大先輩”に並ぶ!?

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2024年01月06日 17:04  ベースボールキング

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ベースボールキング

阪神・近本光司 (C) Kyodo News
 阪神の近本光司は今季3年連続で盗塁王に輝けば、赤星憲広氏と並び球団タイ記録となる5度目の受賞となる。

 近本と盗塁王を振り返ると、プロ入り1年目の19年に36盗塁をマークし、新人としては01年の赤星氏以来NPB史上2人目となる盗塁王のタイトルを手にした。翌20年も31盗塁を記録して2年連続で盗塁王。赤星氏以来となる新人から3年連続盗塁王に期待がかかった22年は、リーグ2位の24盗塁。同年の盗塁王は当時新人だったチームメイトの中野拓夢(30盗塁)だった。

 近本は翌22年に2年ぶりに30盗塁を記録し盗塁王、昨季は30盗塁に届かなかったが、28盗塁で2年連続自身4度目の盗塁王となった。

 近本は盗塁成功率を見ると、19年が.706、20年が.795、21年が.774、22年が.857、23年が.903と年々盗塁の成功率をあげている。昨季の成功率を維持しながら、盗塁機会を増やしていければ、19年に記録したシーズン自己最高の36盗塁以上に期待がかかる。

▼ 近本の年度別盗塁数
19年:36 ☆
20年:31 ☆
21年:24
22年:30 ☆
23年:28 ☆
☆は盗塁王

◆ 盗塁王のライバル候補は?

 近本の3年連続盗塁王、阪神球団では赤星氏に並ぶ史上最多タイとなる5度目の盗塁王達成に期待したいところだが、ライバルになりそうな選手もいる。

 チームメイトの中野がその一人。中野は昨季近本の後を打つ2番打者として、164安打を放ち最多安打のタイトルを獲得し、リーグ2位の20盗塁。中野はプロ1年目に30盗塁で盗塁王に輝いた時は僅かに失敗2つだったが、22年が23盗塁、盗塁死が7、そして昨季は20盗塁、12盗塁死と年々盗塁成功率が悪くなっているところが気になるところ。ただ、近本ともに打って、走って、高いレベルで競争していけば、すなわちタイガースの得点力アップにも繋がっていく。

 昨季リーグ3位の15盗塁・並木秀尊(ヤクルト)も盗塁王候補の一人か。並木は昨季82試合の出場と、レギュラーを目指す立場の選手だった。俊足を売りにした選手で、レギュラーを掴めば、盗塁数はもっと増えていくはず。そうなると、近本と盗塁王を争う一番手になっていきそうだ。その他、塩見泰隆(ヤクルト)、パ・リーグで過去に4度盗塁王に輝いた西川遥輝(ヤクルト)などもいる。

 昨季は20盗塁台でのタイトル獲得だった。今季は昨季以上にレベルの高い争いに期待したい。

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