ミラン、新年のセリエA初陣でエンポリに3発快勝! 2点リードの終盤に新星トラオレがダメ押し弾

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2024年01月07日 23:04  サッカーキング

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終盤に3点目を挙げたチャカ・トラオレはこれが嬉しいセリエA初得点 [写真]=Getty Images
 セリエA第19節が7日に行われ、ミランとエンポリが対戦した。

 今季はここまで11勝3分4敗という成績を残しているミランは、前節終了時点で3位につけている。年明け初の公式戦、1月2日に開催されたコッパ・イタリアのラウンド16のカリアリ戦も4−1と大勝を飾っていた。今季のセリエAで4度目の連勝を目指す今節は、ここまで3勝4分11敗のエンポリと敵地で激突。ミランはテオ・エルナンデス、ラファエル・レオン、オリヴィエ・ジルーといった面々をスターティングメンバーとして送り出した。

 試合は序盤の11分、ミランは自陣右サイドで細かくボールを繋ぐと、中央でボールを受けたタイアニ・ラインデルスが相手に寄せられながらも粘りを見せ、左サイドへ展開。待っていたR・レオンが一気にスピードを上げて縦へ突破し、中央へ折り返すと、走り込んできたルベン・ロフタス・チークがダイレクトで合わせた。狙い澄ました一撃がゴール右下に吸い込まれ、ミランが先手を取っている。

 幸先良く先手を取ったミランは27分、ペナルティエリア右の深い位置まで侵入したラインデルスからの折り返しが相手にブロックされ、右コーナーキックを獲得。ヤシン・アドリが右足でアウトスイングのボールを蹴り込むと、ファーサイドで待っていたロフタス・チークが右足アウトサイドで収め、強引にバイシクルシュートを狙う。これがユセフ・マレーのハンドを誘発し、ミランがPKを獲得した。キッカーを務めたジルーはゴール左上にシュートを放ち、クロスバーに当てながらもきっちりとゴールネットを揺らす。“主砲”の今季セリエAでの9ゴール目でミランがリードを広げて前半を終えた。

 後半に入るとエンポリがシュート本数を増やしていくが、ミラン守備陣の前に決定的なシーンを生み出すことができない。一方で試合を決める3点目を狙うミランは62分、敵陣左サイドを縦に切り裂いたR・レオンがクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていたクリスティアン・プリシッチが強烈なヘディングシュートを放ったが、枠を捉えた一撃はGKエリーア・カプリーレに弾き出された。

 エンポリにとって最大のチャンスは71分、左サイドでパスを受けたマッテオ・カンチェッリエーリが対峙したアレックス・ヒメネスをかわし、自らペナルティエリアへ侵入。左足でフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはGKマイク・メニャンに阻まれる。こぼれ球にフランチェスコ・カプートが詰めたが、ここはテオにブロックされた。

 このまま試合は終盤に突入したが、88分にはミランがコーナーキックを跳ね返したところからカウンターへ。こぼれ球を拾ったニコロ・カンビアーギのミドルシュートをチャカ・トラオレがブロックすると、セカンドボールを拾ったプリシッチが相手をかわしてスピードアップ。ドリブルで敵陣まで持ち運び、横へ流すと、最後は並走していたトラオレが右足で流し込む。今季公式戦4試合目の出場だったトラオレのセリエA初ゴール、公式戦2点目でミランが勝利を決定付けた。

 試合はこのままタイムアップ。敵地で3ゴールを奪ったミランが、押し込まれる時間帯もありながら無失点で凌ぎ切り、セリエAのアウェイゲームに限定すると5試合ぶりの白星。セリエAで2連勝、公式戦では3連勝を飾った。一方のエンポリは直近7戦で3分4敗と未勝利が続いている。

 この後、ミランは10日にコッパ・イタリア準々決勝のアタランタ戦を挟み、次節のセリエAでは14日にホームでローマと対戦する。一方、エンポリは13日に次節のセリエAでヴェローナの本拠地に乗り込む予定だ。

【スコア】
エンポリ 0−3 ミラン

【得点者】
0−1 11分 ルベン・ロフタス・チーク(ミラン)
0−2 31分 オリヴィエ・ジルー(PK/ミラン)
0−3 88分 チャカ・トラオレ(ミラン)


【ハイライト動画】19歳の新星チャカ・トラオレがセリエA初ゴール!

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