“バスク・ダービー”を制したのはビルバオ! ベレンゲルの2発でレアル・ソシエダに勝利

0

2024年01月14日 04:59  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

“バスクダービー”を制したアスレティック・ビルバオ [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第20節が13日に行われ、アスレティック・ビルバオとレアル・ソシエダが対戦した。

 スペイン北部のバスク州に本拠地を置く両クラブによる“バスク・ダービー”が開催。ここまで8勝8分3敗の6位につけるレアル・ソシエダは、現在公式戦12試合無敗と好調を維持しているが、日本代表MF久保建英などが代表活動で離脱するなか大一番を迎えることに。同じく公式戦12試合無敗と、絶好調の4位アスレティック・ビルバオから白星を奪うべく、敵地『サン・マメス』に乗り込んだ。

 試合は、序盤からボールが両陣内を行き交うアグレッシブな展開に。そんななか18分、アウェイのレアル・ソシエダにアクシデントが発生する。右サイドバックのアルバロ・オドリオソラが、帰陣のためスプリントをした際に左足のハムストリングを負傷。予期せぬ形で交代を余儀なくされてしまう。

 直後の21分には、アスレティック・ビルバオに決定機が訪れる。敵陣右サイドの浅い位置でフリーキックを獲得すると、キッカーを務めたアレックス・ベレンゲルが、ゴール前に鋭いクロスを送り込む。マーカーの前に入り込んだミケル・ベスガが競り勝って放ったヘディングは、惜しくもゴールの上ヘと外れてしまった。

 すると、30分にスコアが動く。左サイドでボールを持ったアスレティック・ビルバオのユーリ・ベルチチェが、ライン際に張っていたニコ・ウィリアムズにパスを預けて内側のスペースをランニング。リターンを受けてグランダーのクロスを送ると、ボールはGKを含む相手選手2名に当たってファーサイドに流れる。こぼれ球をベレンゲルが確実に押し込み、アスレティック・ビルバオが先制に成功した。

 勢いに乗るホームチームは42分、オイアン・サンセトからのスルーパスにニコ・ウィリアムズが反応。最終ラインの裏に抜け出すと、ボックス内での切り返しから横パスを供給する。ミケル・ベスガの触ったボールは相手選手に当たってこぼれ、走り込んできたゴルカ・グルセタの放ったシュートもブロックされてしまう。しかし、ワンテンポ遅れてゴール前に向かってきたベレンゲルがセカンドボールを流し込み、貴重な追加点を獲得した。

 前半は目立ったチャンスを作れなかったレアル・ソシエダも、57分に左サイドでコーナキックを獲得し、素早いリスタートを選択。DFとの1vs1を縦に突破したアンデル・バレネチェアがマイナスにグランダーで折り返すと、アリツ・エルストンドがニアサイドで合わせたが、シュートは枠の左に逸れてしまう。

 意地を見せたいレアル・ソシエダは、88分にようやくゴールをこじ開ける。左サイドでパスを受けたアイヘン・ムニョスが低い弾道のアーリークロスを送ると、ボールは流れて大外で待つアルベルト・ダディのもとに渡り、ダイレクトでクロスを折り返す。再びボールは大外に流れ、走り込んできたアイヘン・ムニョスがゴール前に蹴り入れると、ミケル・オヤルサバルが胸でネットを揺らしてゴールイン。レアル・ソシエダが1点を返した。

 結局、試合はそのまま2−1で終了し、勝利したアスレティック・ビルバオが暫定3位に浮上した。次節は、両者ともにコパ・デル・レイを挟んで20日に開催。アスレティック・ビルバオはアウェイでバレンシアと対戦し、レアル・ソシエダはアウェイでセルタと対戦する。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 2−1 レアル・ソシエダ

【得点者】
1−0 30分 アレックス・ベレンゲル(アスレティック・ビルバオ)
2−0 42分 アレックス・ベレンゲル(アスレティック・ビルバオ)
2−1 88分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定