リーグ制覇の可能性を問われたトッテナム指揮官「不可能になる前になぜそれを否定するのか」

　トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督がタイトル獲得の可能性についてコメントした。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　ここまでのプレミアリーグで20試合を消化し、12勝3分5敗の5位につけているトッテナム。今シーズンは開幕から10戦無敗で一時は首位を走るなど、好調を維持していた同クラブだが、11月に3連敗を喫するなど大きくポイントを取りこぼしてしまう。現在は直近5試合で4勝を記録するなど復調したものの、トップの座に立つリヴァプールから勝ち点差「6」をつけられている。

　メディアの取材に応じたポステコグルー監督は、プレミアリーグ優勝の可能性について問われ、「定義上、私たちはそうだろう？」と十分にタイトル獲得の見込みが残されていると主張。「私はずっと言ってきたが、不可能になる前になぜそれを否定するのか」とトッテナムのリーグ制覇に懐疑的な意見を持つ一部のファンやメディアに対し、苦言を呈した。

　また、「本当にタフな時期を過ごしてきたが、なんとか頑張っている。私たちは這い上がってきた」と厳しい期間を乗り越えて再びトップ争いに浮上したチームを称賛。続けて、「パフォーマンスはほとんどの部分でかなり安定しているが、シーズン前半よりも力強い状態でシーズンを終えなければ意味がないし、それが我々がやらなければならないことだ」とさらなる改善が必要だと強調している。

　さらに、「私たちは恐れずに、あるいは何も達成できないことを恐れることなく、可能な限りしっかりと取り組みたいと考えている」と発言。1960−1961シーズン以来となる国内リーグ制覇に向け、強い決意を示した。